プライマル・スクリーム 「Give Out But Don't Give Up オリジナル・メンフィス・レコーディングス [album]」
プライマルスクリームの4枚目のアルバム、Give Out But Don't Give Upの未発表音源がリリースされましたー。
これは、情報を僕なりにまとめますと…
スクリーマデリカというド傑作アルバムを出したプライマルスクリームが、「ロックや!俺たちそろそろアメリカーナなロッケンローなアルバムだすタイミングやであんさん!!」と思ってアメリカはメンフィスへバチコーン、と乗り込んで、酒を飲み酒をのんで、酒をのみまくりながら酒をのんで、ドラッグ…みたいなライフの中で「やったで!あんさん!!ケッサクでおま!!」と渾身のアルバムを完成させ、せっかくの完成やから、酒とか飲まんと、俺、そのまま、俺、そのままでオイラたちのケッサクききまひょー。と言って、再生。
「え、」
「え、」
「え、ださ…」
絶句だ。言葉もない。とりあえず、プロデューサー的なやつを更迭して、ソフィスティケイトゥしたオシャンティな髭男とかをつれてきて、オシャンなアルバムにつくりかえろ!!な!!!おれたちまだアルバムなんか完成してなかったよな!!!
「え???なんのことだよ??俺たちまだアルバム完成してないよな??」
「プロデューサーとかもいねーもんな、これからだよなこれからだよなこれからだy・・・」
イネス「え?でもこれアルバ…」
その他「ぬぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
「ぬあぁぁぁああああああ!!!!!!!!」
全力で投げる
全力で燃やす
とにかくなかったことにする
そっと一枚しまう(イネス)
ということで全てなかったことにしてドントうんちゃらはリリースされた。
という感じっす。ほぼ妄想かもしれませんが、実はあってるのかもしれないっす。
で、ちょっと違う動きをしていたイネスさん(プライマルスクリームのギター)の家から、そっとしまった一枚が出てきて、
皆大人になったので、ようやく認めることができ
ボビー「報われた、気がする(キリッ)」
ということなんだろうとおもいます。全然違うかもしれません。
このアルバムは、ドラッグをキメた時の歪で美しすぎる世界のような、夢の中を生きているような幻覚作用バリバリなくらいに美しい音が鳴っている(ってドラッグみたこともないですがね、そんなことを音楽で感じられることこそ音楽のすばらしさと思いません?思います)超ケッサクアルバム。スクリーマデリカの次のアルバムであることはさっきも言ったのですが、
で、僕、このアルバム完全に大事なことを勘違いしておりまして、ずっとスクリーマデリカの前のアルバムがこれだと思ってたんですね。はい、数時間前まで。
で、このアルバムを聞いて、あまりの若さ(演奏やら歌やら、空気やらね、とにかく全てですわよ)に「わけ!!」と叫びながらも、「でも、この次にあのケッサクでしょ?!良くね?十分良くね??!!」と思っていたんですが、ひょんなことから、リリース順を勘違いしていたことがわかりました。
うん・・、確かに無いな!!!!こりゃない!!!
このドントルックバックなんちゃら、もとい、ドントなんちゃらは、世界ではしりませぬが、日本では一番ゆうめいな「rocks」という曲が入ってるのですが(この曲は、プライマルスクリームを知らない人でも聞いたことがあるはず!)、あんま評価の高いアルバムではないのですよね(??ですよね?確かね???)。でも、このデモ未発表盤がそのまま出てたら、それどころではなく世界を溜息がつつんだことは容易に想像できます。
これ聞いた後に通常のドントうんちゃらを聞くと、すさまじく洗練されて聞こえます。
頭3曲だけでもいいので、是非やってみてください。結構面白いっすよ。
でも、さんざん書きましたが、僕結構このアルバム好きです。
なんか、ダメな学生が、音楽だけは結構評価されてて、胃の中の蛙的に調子に乗って作ったアルバムみたいで、
力はないけど、夢はある。根拠のない自信だけはある。
俺たち、無敵だったよな・・・。
という感じで、酒を飲み酒におぼれ、彼女にもおぼれ、いろいろおぼれた、挙句の昼過ぎのカーテンのしまった部屋で、ギターで彼女に聞かせてた曲を「すてき・・・」とか言われて、調子に乗って、ハイ、出しちゃいました!ア・ル・バ・ム!!
みたいなアルバムです。
ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ -オリジナル・メンフィス・レコーディングス-(特典なし)
- アーティスト: プライマル・スクリーム
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2018/10/10
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