ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

LI LI LIMIT 解散によせて

LI LI LIMITが12月のワンマンをもって解散を発表しました。

数日前のニュースのようなのですが、僕は全く知らず、昨日cinraのtwitterで知りました。

それで、「えっ!?」と思い、ホームページ等を検索すると、書いてある内容はほぼ上記の1行。解散するという事実のみ。

 

マジか・・・

 

と思いましたが、ちょっとブログ等を検索すると、twitterで、ご本人が、理由を書くのは簡単だが、しっかり説明したい、だれでもわかるように伝えたいので、もう少しまってくれ、というようなことを書いてらっしゃいました。

極めて誠実な対応だと思いますので、次の一報を待ちたい、それを受けて解散については書くべきだろう、とは思いつつも、今の段階での自分の思うリリリミットを勝手ながら書き記しておきたいと思う次第でござります。

 

まず、(本当にどうでも良いですが…)僕の第一印象は、「あぁ、元school food punishmentの人とかターキー(ex.go!go!7188)がいるバンドね」でした。はい、勘違いです。それはラララークスですね。その後、間違いに気付いたようなそうでもないような…、徐々に正解に脳内が書き換えられたような気がします…。まぁ似てるでしょ、リリリとラララ。あ、リリとララというバンド名はどうでしょうか。

 

だめですね。

 

そして、その後は「雨のパレード」とごっちゃになりました…。

ごめんなさい、解散報道のタイミングで、失礼な内容ばかりで…。でも、これ結構いますよね???きっと。

どちらもサカナクション以後を感じさせる、都会的で洗練されたキーボードを含むバンドサウンド。リリースタイミングも近く、本当に「あれ?どっちだっけ??」ぐらいになっていました…。ごめんなさいね、なんせ僕の耳は「あ、ギターがイマイチでしたね」と言うくらいですから…(紹介文参照)。

 

でも、本当にこの2バンドは、サカナクションが切り開いた、日本のバンドの新たな可能性を、サカナクションほどシリアスにガチンコでぶつかるのではなく、サラッと、シャラっと、普段着な感じで次のステップに入った印象があります。凄く知性を感じさせつつも、どこかしら学生的な一種独特なモラトリアム感というか、攻撃性を持っているのが、ちょっと鼻につきつつもうらやましいというか、嫉妬する(僕が)感じがありました。

 

その後、パエリアズやyahyel、DATS、KingGnu、Tempalayらによって、更に日本の音楽シーンは次の段階に入った印象があり、リリリミットも「LIB EP」はサウンドをより打ち込みにシフトし、表現の方向性としてもグッと遠慮が無くなったというか、自由でありながら、ガッツリ狙いを定めている感じがとても頼もしく、更なる次の一手がとても楽しみでした。というか、次に向けての挑戦状のような一枚だったと思うのです…。

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このPVも、EPの楽曲を一つの流れでまとめていてとても恰好良いし、センスがある。

才能のあるバンドにしか作れないし、才能を持て余している(=コントロールできてない)バンドにしか出せない、やりたいことがおさまらない感があって、本当に素晴らしいです。

 

今までのPVもどれもこれも洒落ていて、アタマがよさそうで、雰囲気があるけど、僕にはイマイチ意味がよくわからない(意味を考えるようなものでもないのかもしれないけど)感があったんですが、今回のは、相変わらず意味はわかりませんが、何かわくわくする、前のめり気味に「ぼく、このバンドを信じまぁぁあああす!!!」と言いたくなる「今まで無かった何か」があって、多分それは、ディフェンスをやめたんじゃないかなぁ、と思っていました。次はひたすらに攻めの手がくるぞ、と。

 

しかし、バンドは歩みをとめたようです。

 

新たな段階にシーンが進もうとしている現在、リリリミットや雨のパレードがどのような音を提供するのか、残念ながらそれをリリリミットから知ることは出来なくなったのかもしれませんし、もしかしたら違うのかもしれません。

 

それは、解散理由をご本人が述べた後で僕らは知ることだと思うので、少し待ちましょう。

 

でも、改めて聞けば聞くほど魅力的なバンドですね。

懐に隠したナイフは、その切れ味をどんどん増していたように思います。

 

 

LIB EP

LIB EP