ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

あいみょん 「今夜このまま」

あいみょんの曲は品がある。

それがたとえ死を歌っても、性的な関係を歌っても、どこかしらに品の良さが漂う。

僕が最初に聞いたのはアルバムの「青春のエキサイトメント」で、それまで、デビュー曲しか聞いたことが無かったので、どこか「cocco」や初期の椎名林檎をイメージしていたんだけど、このアルバムを聞いて大きく印象が変わりました。

この方は、語弊があるかもしれないけど「曲とある程度距離がある」ように思う。

別に、歌詞が他人事のようなわけでもないし、歌唱面でも十二分に表現力もある。

でも、どこか曲と一定の距離を保っている。

それは、アレンジのせいなのかもしれないし、それが「品」に僕は感じているのかもしれない。

アルバムを聞く限りでは、非常に多様な曲たちだし、思いのほかJ-POPであることを拒否していません。

 

それで気になって調べてみると、

その当時、雑誌やライターさんたちがピックアップしていたのは「愛を伝えたいだとか」の洋楽的センスで

Twitter等で一般のファンが気に入って書いていたのは「君はロックを聴かない」のJ-POPスタンダード的な側面でした。

で、僕が好きになった一番はもちろん「君はロックを聴かない」でした。

 

でも、改めてこれを書くにあたり、Twitterあいみょんを調べると、皆が書いているのは「愛を伝えたいだとか」が多かったです。

 

これが何を意味してるのか考えたけど、イマイチよくわからず。

ファン層が変わったのかもしれないし、たまたま僕がみたのがそうだっただけなのかもしれない。ファンの分母が増えるとこうなるのかもしれない。でも、それだと「君はロックを聴かない」が増えるような気がする…。はて???

 

ただ、一つ言えるのは、あいみょん自身は、今ブレイクの波真っ只中の中で、「満月の夜なら」「マリーゴールド」「今夜このまま」ととてもスタンダードにポップな曲をシングルとして切り続けている、ということ。

 

その決定打は前作の「マリーゴールド」だったと思うのだけど、今作はドラマの主題歌ということもあり、その次の一手というよりは、その求められる中で器用に彼女が書いた一曲、という気がします。

詞はドラマを見ていない(というか、見ようと思ってたけど評判を聞いて今の僕のメンタルでは見られる自信を失いました…)ので、どこまでリンクしているのかはわからないですが、

 

そんなに多くはいらないから

幸せの横棒ひとつくらいで

満たされたい 満たしてみたい

乱されたい 会いたい

いつかの誰かに

 

というあたりは、とてもセンスがあるし、彼女独特の空気感が詞にもでているように思います。

 

ここのとこのシングルはとても音も良いし、何度も聞きたくなる。ただ、非常にしっかりしたプロデュースゆえに、もう少し、生身の音も聞きたい気も。さっきも書いたけど、最近はとてもポップなサイドに振り切っている感じがあるので、もっといろいろな顔があると思うし聴いてみたいです。先日出た吉澤嘉代子さんのアルバムがとてもポップでありながら、凄く彼女らしさが全面に出ていて凄く良かったのを聞いても、ポップとらしさはしっかり共存できるはず。いや、これが「らしくない」というわけでは全くないのだけど、もっともっと「色」がある気がするのですよ。だって、こんなに「才能」のカタマリみたいな人なんだから。

 

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そういえば、これを書く前に僕が非常によくチェックさせてもらっているサイト、リアルサウンドでこの曲について書いていて、フリッパーズ等との共振やドラムの音の低さについて書いてあって、プロのライターさんの深い知識とスキルの高さを非常に痛感致しました…。なんせ、僕がこの曲を聴いて最初に思った印象

 

「あ、これケミカルブラザーズのスターギターに似てる!!!」

 

ということが一言も書いてませんでしたので・・・

でも似てません???いや、「チャッチャッ」って音だけか・・・??

これは「全く似ていない」のか「わかってっけどそんなこと書かねーよ」なのか。

 

というわけで、スターギターも一方的に張り付けて今日は終わろうと思います!!

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