yutaka hirasaka 「Anecdotes Tape」
家で洗い物をしたり、片づけをしたりする時、僕は基本インストゥルメンタルの音楽をかけるのですが、案外「これ!!」というのは少ない、というのはzmiさんの曲についてのときにも書きました。そんな中、このyutaka hirasakaさんは、迷った時に結構お世話になっているアーティストです。
今までの「breath」や「air's relic」は、非常に空気感のあるサウンドで、ギターをメインとしたちょっとメロディアス(この加減がこのジャンルはキモだと思っています)な名盤だったので、そのイメージでこのアルバムを聴いたのですが、今作はちょっと印象が違いました。今までは空や空気、自然を感じさせるサウンドだったのが、今作は屋内の印象。曲によってはグッとバンドサウンドによっていて、ポストロック的な曲や、ジャズっぽい楽曲もあり、アプローチの方向が変わったように感じます。
ギターメインの曲も今までよりも踊れるようなリズムの曲が増え、個人的には今のシーンに対するyutakaさんなりの回答のようにも感じました。
今後は、もしかしたらもっとドラマチックな変化が見られるのかも!!
と、思っていたら、全く知りませんでしたが、今月ニューアルバム「heavenly tone」がリリースされてるじゃないですかー!!!
Anecdotes Tapeが確か4月のリリースだから、約半年でのリリース!!!多作!!!
のってらっしゃるのでしょうか。早速まさに今!聞いてみました!!
最初、昔の作風に戻ったような印象を受けるのですが、複雑なフレーズが続く曲や、エレクトロニカや音響系のようなアプローチの曲、ミニマルなフレーズの曲など、更に先に先に進んでいるような印象でした。
でも、最新作まで聴くと、やはりこの「Anecdote~」は異質な気がします。
他のアルバムより都会的な印象がありながらも、どこか本能的というか粗暴な印象もある。とても魅力的な一枚です。
- アーティスト: yutaka hirasaka
- 出版社/メーカー: Keep Your Eyes Open Records
- 発売日: 2018/04/28
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る