The Beatles 「White Album [2018 Mix]」
なんじゃこりゃ…。全部入りやん…、全部の音楽、入っとるやん…。
以上。これが僕ちゃまの感想でアリマス!!
僕はビートルズマニアではないので、詳しいことはわからない(なんせ、ビートルズ。うかつには書けませんぜ…と思い、Amazonのレビューを見たら、凄い世界でした…。ここのベースのバランスがどうの、聞こえなかったここのなんちゃらの音がどうの、前に少し入っていたなんちゃらの音がどうの・・・すげぇ。すげぇよビートルズファン)のですが、一応ホワイトアルバムは2枚(前に出た紙ジャケで、ナンバリング入ったうんちゃらエディションとボックスセットのやつ)持ってるくらいのファンではあります。
そんなことはどうでもよいのですよ。
とにかくこれを聴いたらいい!!聴くがいい!!!!
僕自身そんなに熱心に聞こうとは思っていなくて、前にサブスクで数曲公開された段階でライブラリに入れていて、「どうせならちゃんと公開されてから聴こう」と思って、ほっといてたのですが、気づくとライブラリの上の方に入っており、「あ、公開されたんだー」と思って仕事帰りに気軽な感じで再生したのです・・・が!!!!
そんなに気楽に聞くようなシロモノではありませんでした・・・。
凄い。凄すぎる。
今更ビートルズに凄いもへったくれもないとは思うのですが、凄いですよ本当に。
難しいことはわかんないですが、
今まで、僕はあまたのアーティストたちがビートルズからの影響を口にするのがイマイチよくわからなかったんです。「え?どのへんが??」と思っていたんですが、これを聴いたら一発でわかりました。
ビートルズには信じられないくらい様々な要素が詰まってる。
例えば、GLAYのTAKUROさんがビートルズ、と言っても僕の耳では全くピンとこなかったのが、これを聴いたら「あ、確かに影響あるわこれ」と思ったのです。
もちろん、ほかにも様々なバンド、というかほぼすべての音楽の基本がここにあるような気すらしてきました。信じられないくらい多くの要素がつまっている。例えば、楽曲内で大きく転調するのは、プログレ的、というよりむしろ、ももクロやでんば等の今の日本のアイドルポップの始まりのような気さえします。
あと、変な感想ですが、00年代以降の60年代70年代リバイバルバンドみたいだなぁーと思いました。そりゃそうだ、という話なんですが。結局、00年代以降の音の鳴りになっている、相当に音が「今」になってる。もし、ビートルズが今の時代にあらわれたら!!?!?!?ドドドドン!!!!!みたいなアルバムです。
だから、
リバイバルバンドみたい→いや、違うビートルズだ→あぁ、これに影響受けたから似てるのか、てかこっちに似てるのか→とにかく、そのリバイバルバンドだとしてもこれがナンバーワンだな
という正しいんだか間違ってるんだかよくわからない思考順序をたどりました…。
そして、改めて感じたのが、とにかく誰のボーカル曲も「声が甘い」!!
なんていうかね、イチコロですよね(誰が)。
とにかく、ビートルズの凄さが一発でわかるわこりゃ。と思いました。
個人的にはビートルズを洋楽の初心者向け教科書みたいに、まずはこれ聞いとけってするのはあんまり賛成できない派なのですが(正直案外難解な曲が多いと思うのですよ、最初の入り口というより、深く潜る最初みたいなときにふれるのが一番の気がするんです)、これはぜひ10代20代で音楽、バンドやヒップホップに興味を持った人に聞いてほしい!!ビートルズがこんなにも豊かな音楽性と遊び心に満ちたバンドだというのがわかると思います。これが何枚目のアルバムとか、この頃は不仲で…とか、そんなのは後から知ればよいことですしー。いや、知らなくてもいいか。
てか、CDで買おうと思うとやったら高いっすね。
とりあえず、比較的安いやつはっときまーす。
ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)(3CDデラックス・エディション)(限定盤)(3SHM-CD)
- アーティスト: ザ・ビートルズ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2018/11/09
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