ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

The Collectors 「自分メダル」 ( アイドルネッサンス「自分メダル」 )

聞いてみたら描いていた印象とかなり違ったアーティストシリーズ!!!その2

 

コレクターズです。

僕の中のコレクターズのイメージは

「ずっと活動休止せず歩み続けるレジェンド」

「ブリティッシュ

「大人」

「コータローさん格好良い」

くらいな感じです。

本当に適当ですみませぬ。

 

しかも、勝手にずっとオリジナルメンバーで続いているスピッツ的なイメージでしたが、加藤ひさしさんと古市コータローさん以外は結構入れ替わってるんですね…。マジで知りませんでした。

 

とにかくUKロックに強い影響を受けたレジェンド、というのが僕のイメージです。

で、最近applemusicで一気に解禁されたので、聞いてみました。

まず、僕はこの「自分メダル」という曲を聞きたかったので、この曲の入っている「言いたいこと 言えないこと 言いそびれたこと」という素敵なタイトルのアルバムを聞いてみました。

 

 

青い、マジ青い。

 

若いというか、青い。青春の残り香どころか青春そのもののような青さ。

あっという間に僕の印象は「青い」に変わりました…。

 

確かに、サウンドはモッズというかUK直系。90年代のシャーラタンズを思い出すような曲もありました。

 

が、とにかく衝動が青い。鳴っている音は確かにベテランのそれなのでしょうが、それを感じないほどにロックとであった衝動が今もなり続けている…。すげぇ。すげぇよコレクターズ。

 

その青さが僕にはちょっと照れくさい曲も正直ありましたが、単純にビックリしました。

で、この自分メダルです。

 

どうしてこの曲を聞きたかったかと言うと、

例のごとく、アレです。アイドルネッサンス

彼女たちがカバーしてたんですよね。それで聞いてみたくて検索したけどapplemusicに入ってないし、youtubeでも出てこない(本当にアイルネ運営さんはよい嗅覚をしていたと思います)。

で、この度の解禁でようやく聞けた、というわけです。

 

名曲です。間違いなく名曲。

 

アイルネサイドから書きますと、アイドルネッサンスは解散するまで、一日も休むことなく運営の方がyoutubeに動画をアップしてました。2月24日で解散した後も3月1日まで更新は続きまして、僕を含め、皆「一体最後はどのような終わりになるんだろう」と思っていたと思います。彼女らの代表曲「17歳」なのか、たった4曲のオリジナルでありながら、その中でも金字塔ともいえる「前髪」なのか、はたまたメンバーからの最後のメッセージなのか。

そして、最後のアップ。ぼくにとってはとてもとても予想外でした。

 

www.youtube.com

ラストライブで披露すらされてない一曲。「自分メダル」

 

アイドルネッサンスは75曲のカバー(名曲ルネッサンス)をしたのですが、その半分以上は音源化されていません。この曲も然り。

 

CD化も、ラストライブで披露もされていないこの「自分メダル」がyoutubeにアップされた最後の楽曲だったんです。

僕自身この曲を聞いたことがありませんでした。

今までアップされたこともあったんですが、タイミングがあわなかったのか、全く知らず…。

 

疑問を抱きながら、聞き、

泣きました。泣いた、というか号泣レベルですよ…。四十のオッサンがね…。

これは、スタッフからメンバーへのメダル授与なんですね。

ある意味、最後にスタッフが最も大事にしたのはファン以上に、メンバーだったんだと思います。それがとてもとても素敵で、泣けました…。

 

長距離ランナーが、人生というマラソンコースで、その道の先にゴールがある、と信じ必死に走り続けた結果、夢が夢と知り、足を止める。でも、それでも必死にもがき・走り続ける。

 

 

 

 

つまづいて 転んで 僕らやっと気がつくんだ

行く道は ひとつじゃない いろんなゴールに

いろんなメダルが光ってた

 

悩み 凹み 泣いて 僕らまた

未来へ次の一歩 踏み出して

 

さあ 走れ 長距離ランナー

好きな道 君のゴールへ

やがて 君の胸で光るだろ

自分色の 自分メダルが

その日まで 走れランナー

眩しいよ 自分メダル

 

 

すみません、歌詞の後半全部書いちゃいました…

確かに、ある種「ありがち」な「努力は実は自分なりの形で報わてるんだよ」的な歌詞かもしれません。

 

でもそこに込められた歴史や切実さが違うんですよね。

なにせ百戦錬磨のコレクターズです。

で、本当に誠実に必死にゴールを目指してきたアイドルネッサンスです。

最後のその日に彼女らには自分メダルが眩しく光ってたんだ、と思うと…。

 

うん、いよいよキモい感じになってきたのでこのへんで割愛します…。

 

とにかく、コレクターズの原曲も、アイルネのカバー曲(アイルネのカバーは全曲原曲のイメージを変えずに編曲されてました。それが逆に原曲の新たな魅力をとても良く表現していたと思います)も、本当にグッときて、泣けます。

 

とにかく、コレクターズの原曲は、加藤ひさしさんの懐の広い、ひたすらに優しい歌声にやられます。ある種とっくに自分メダルを手にしているであろう、彼らが、まだスタート地点に居るような音を鳴らして、この自分メダルを歌うというのは、本当に完璧です。全てのマイノリティを祝福し、あたたかく包むような、至高の一曲だと思います。

 

これ、実際に聞いたら確実にやられますね。アラフォーの僕にもぶっささります。

でも、アイルネが今の輝きをそこに込めたように、きっと10代には10代の、60代には60代の響き方をする、普遍的な名曲。

 

きっと、これからもこの曲を欲する時、欲する人がいっぱいいると思うのです。

その人たちに、しっかりとメダルをかけてくれる。

 

ありがとう、コレクターズ。(と、アイドルネッサンス)