ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

雑談 第69回紅白歌合戦 その3

 今回ではたして終わるのでしょうか…!!

というか、本当に記憶があいまいになってまいりました。であれば、少なくともブログを書いてるんだからもう一回見直せよこのスカトンカチン!!!とお思いかもしれませんが、今回のコレは1度見た感想を書くことに拘っております!決してもう一度見るのが面倒くさいとか、そういうアレではございません!!!!

では、参ろうぞ。

 

SEKAI NO OWARI 「サザンカ

紅白と関係ないのですが、サブスクにセカオワが解禁されたとのことで、昨日かなりの曲数を改めて聞いたのですが(元々、出ているアルバムはどれも聞いたことはあったんですが)、名曲のオンパレードでびっくりしました。すごいぜセカオワ。で、現在進行形の最新型のこの曲。大人になった彼ら、という印象は間違いではないかと思います。明らかなファンタジーを最近の彼らは歌っていないですし、曲調も一時期の世界標準にグッと寄せた感じというよりは、スタンダードを生み出そうとする印象があります。でも、彼らはその立ち位置に置いて全く変わっていないということをしっかりと示す素晴らしいパフォーマンスでした。常に弱者の側に立つというスタンスが、この曲の必殺のフレーズ「いつだって物語の主人公は笑われる方だ」に強烈にこめられていて、強く胸を打ちました。

 

乃木坂46 「帰り道は遠回りしたくなる」

西野さんセンターのラスト曲ですが、単純にこの曲はとても好きです。乃木坂の良い曲は独特な爽やかな風がメロディに吹き抜けていると僕は思うのですが、これもまさに。

 

○北島兄弟「ブラザー」 北島三郎「まつり」

あの人がこんなことに今なってるんですな…。びっくり。クドい。クドいが、結構好きでしたよブラザー。サブちゃんは、一度引退後、「出ねば」と決断した理由を僕は知らないので何とも言えないのですが、やはり、こぶしが演歌は一番。支えが必要な状態では、厳しいか…というのが現実でしょうか…。サブちゃんにはサブちゃんにしかできないパフォーマンスがあるし、これもそうだとは思うのですが、声のハリうんぬんというよりも、まつりのリズムをのりこなしきれていないのはやはり辛い…。

 

三浦大知 「Be Myself ~紅白スペシャル~」

この曲非常に格好良いです。そして大知氏は本当に格好良い。何が良いって、曲やダンス、その場、全てへのリスペクトが全ての前提になっているのが押しつけがましくなく、非常にナチュラルに伝わること。このステージもいつもの三浦大知で、いつものように格好良かった。

 

aiko 「カブトムシ」

何故。熱心なaikoファンなら納得なのでしょうか。最先端バリッバリの大知氏の後にこのカブトムシでは、あまりにも古さを感じる。念願の紅白の舞台復帰のaikoさんはどうなのでしょう。少なくとも僕は、もっと前の曲を受けて、彼女の元気な奔放な歌を聞きたかった。もちろん名曲であることはいうまでもないのですが。

 

椎名林檎宮本浩次 「獣ゆく細道」

年末他の音楽番組でもこの曲のパフォーマンスを見ましたが、プロですよプロ。ロープ―ですよ。二人の静と動はもちろん、どれだけマジ獣にヒロジさんが動いても、曲の枠はまっっったく崩れない。ヒロジさんがどこまで冷静さを同時に持っているのかはわからないですが、冷静な側面を常にどこか持っているのか、あるいは天性の才能で曲を崩さないギリギリのラインで踏みとどまっているのか。どちらにせよ他の誰にも真似できないとんでもないレベルで、二つの才能がぶつかり合う。年の最後にいやぁいいもの見ましたな、という一曲でした。

 

松任谷由実 「私が好きなユーミンのうた~紅白スペシャル~」

これ、マジで凄かったですね。「ひこうき雲」と「やさしさに包まれたなら」を別スタジオと思いきや、途中でNHKホールに移るというサプライズもさることながら、このバックバンドの演奏たるや!!!やれ、ティンパンアレーだ、キャラメルママだ、とツイッターは湧いておりましたが、イマイチその辺のバンド編成がよくわからないので、割愛します(調べろ)が、本当にスバラシイ演奏でした。ここまでバンドの演奏で心を持っていかれたのはテレビでは初めてかもしれないです。松任谷正隆氏と武部聡さんが笑い合ってるのを見たときはマジで心がズキュンと打たれました。

で、ユーミンの歌声がかなり批判されてましたが、そうですかね??

極めて失礼な言い方をすると、僕の知ってるユーミンの生歌はこんな感じなんですけど、違いましたかね。なんか、この世代の歌手って、独特の声だけど別にうまくない人が結構いるように思ってて。大江千里氏とか。でも、上手いんですよ。たとえ音程が外れようとも。このユーミンの世界の表現はユーミンにしかできないわけで、この声でこのスタイルでしか見せられない世界があると思うんですよね。その意味において、決してユーミンの歌はヘタじゃないし、素晴らしかったと思います。

 

星野源 「アイデア

しかし、今年(去年)の紅白は後半が本当に素晴らしかったですね。名曲、名パフォーマンスのオンパレード。中でもベストはこの源様と玄師様の連続パフォーマンスでしょうね。もちろん桑田様を押す方も多いと思うのですが、僕のベストは星野源でした。

完璧です。マジ完璧。

このアイデア、という曲のオモテ・ウラのある構成。ひとつひとつの展開の意味。最後のパフォーマー星野源爆発な、木琴的なアレ(名前忘れた)を奏でちらし銅鑼バゴーンで終わる展開。一つの破たんもない。だからといって、ただただ完璧かと言うと、非常に人間味がある。途中でのおげんさんのパフォーマンスも含め、この平成30年、星野源ここにあり、という圧倒的な存在感だったと思います。素晴らしかった。

 

○米津玄師 「Lemon」

で、この曲。完全にひきこまれましたわね。彼がここで世に出るということをNHKが可能な限り考えに考えて、いかにこの世界観を再現するか、というチャレンジのほぼほぼ100点満点の出来だったと思います。菅原小春さんという、非常に天才肌のダンサーをどこでどう使うか、というか映すか、というのは正直正解がわかりませんが、米津氏の世界を見事にお茶の間に届け、「すげえぜ米津!!」と皆が感じるという、誰の目にも圧倒的なパフォーマンスでした。

ただ、ただ、一言勝手な事を言うと、

彼の出演は、この「地元」というのが重要だったのでしょうし、実現不可能な願いだとは思うのですが、本当にすこぶる勝手なことを言うと、やっぱり「別枠」ではあったと思います。中継という手を使うことでいろんなアーティストが出られるのはとても良いし、批判するつもりはないです。でも、あのNHKホールの熱量とはやっぱり別の所からなっている感じがどうしてもしてしまう。その点において、ある種完成されすぎていたのか…という気がするんです。

ので、これがNHKホールから、例えば「灰色と青」を菅田くんと共に演奏してくれたら!!!!

なんて考えてしまうのは贅沢ですね。

でも、星野源からそうつながると、何か歴史が動きそうな気がしたもので…。

 

MISIA 「アイノカタチ2018」

それでもってこれも凄い良かったですよね!!

改めて歌うめぇな!!!!そして、衰えねぇな!!!ミーシャはん!!!!

と言う感じでした。グリーン歯科提供の曲も、良い意味で普段の彼女より下世話でとても良いし、なんたって「つつみ込むように…」!!!!

リリース当初テレビには全くでてなかったので、もしかしたら始めて生で聞いたかもしれません。その時より上手いのではないか、という感じ。いやすげぇ。

 

○嵐 「嵐×紅白スペシャルメドレー」

今回の嵐は櫻井くんの司会も含め、敢えてあまり前に出てこない気がしました。今まで最新技術を使用するなどして、かなりトガった嵐を紅白では見せていたように思うのですが、今回はトリなのに、特別企画枠のサザンに繋ぐインタールードのような。それは嵐に実力が云々ではなく、そうあるべきしてそう繋いだ気がするんですよね。

ゆえに、いっそう紅白という男女分けが、今改めて問われるように思いました。

 

サザンオールスターズ 「勝手にシンドバッド」「希望の轍

もはや、曲が何というよりも、ユーミンとのアレやコレや、サブちゃん巻き込んでのアレやコレや、という印象しか残ってません…。平成の終わりじゃなく、昭和の終わりじゃないか、と揶揄するようなコメントもありましたが、何を仰る。これこそ、脈々と続いてきた、日本の音楽そのものの一つの大区切りなのではないですかね。何かが終わるということではなく、ここから進んでいくような。

 

以上!!!

いやぁ、本当に良い紅白でした。

もちろん、ジャニーズ・LDH・48/46勢(もちろんそれぞれのアーティストは素晴らしいんですけども)に偏った編成の限界も、個人的にはかなり感じましたが、それを差し置いても、幅広い世代の「今」と「これから」をとても楽しみに感じながら、平成31年を迎えられる、とても素敵な紅白歌合戦だったと思います。

 

個人的ベストは上でも書いていたようにやはり星野源でした。本当に素晴らしかったです。

 

ではでは!!!1月も後半になりましたがようやく紅白を書き終えました…。

次回からは通常のレビューに戻りたいと思います!!!

宜しくお願いします!!!

 

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