アイドルネッサンス　アイドルネッサンス(ラストアルバム付属Blu-ray　ラストライブ2018.2.24) - ヅレブロ　　日々の徒然～音楽、映画、ドラマ、キャンプ～

先日、元アルドルネッサンス(以後アイルネ)の石野理子さんがヴォーカルとして加入した、「赤い公園」の新曲「Highway Cabriolet」のMVが公開されました。

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正直、ビバラロックでの赤い公園を見た(テレビで)時は、正直なところ、「上手い」筈の理子さんの「歌えてなさ」にビックリしました。環境や音域など、様々なことが変わるとこんなにも難しいんだな、と素人の僕は衝撃を受け、同時に、前ボーカルの佐藤さんも当初は決してうまくなかったことを思い出しました(ことは、前にブログでも書かせて頂きました)。

でも、理子さん加入後初のMV「消えない」で、これは最高！いけるぜ公園！！

と思い、今作。

さらに「らしさ」を増したボーカルと、彼女らしさを引き出す津野さんはじめ、赤い公園のスキルの高さ、既に一体となったバンド感に、なんともグッときました。

で、改めてアイルネを見たくなり、久しぶりにラストアルバムについてきたラストライブのDVDを見てみました。

そしてビックリ。

「これ…去年なの？！？！」

アホみたいな話ですが、完全に僕は解散したのを一昨年だと思っておりました…。

何故だ。

こんなに何度もブログに書いているし、一度もライブに行ったことがないとはいえ(他のアイドルも含め、現場には一度も行ったことがありません！ヘタレや、ヘタレやで！！！)、ファンであることは間違いないはず…。

思うに

時の流れの早さですね。間違いない。

前述の理子さんに加え、

南端まいなさん

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原田珠々華さん

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と、ソロワークが既に大々的に動いている方や、舞台で活動している比嘉菜菜子さんなど、「その先」で活動している方が多くいらっしゃるから、まさか解散が去年とはおもえないのだろうと思います。しかも、皆さん解散前に既に下準備をしていた、というわけではなく、解散が決まり、その後にそれぞれが自分の足で次の活動を一生懸命すすんでいる方ばかり。

それぞれがそれぞれに、ノーメイクなアイルネと違い、髪を切ったりメイクをしたり、と年相応の学生さんや高校生な感じになりつつも、しっかりと「アイルネ後」を生きている感じが、「あぁ、本当に素晴らしいグループだったなアイルネ…」という気持ちにさせてくれます。

で、前述のラストライブの映像なのですが、

唐突ですが、「人生のベストアルバムは？」という質問には正直答えを持たないのですが、「人生のベストライブ映像は？」というのは、確信をもってこれを出します。そんなブルーレイです。

元々ライブ映像が大好きなので、バンドものならsyrup16gのラスト(その後再結成)ライブ映像、アイドル系なら嵐の諸作品(嵐はどれ見ても間違いないです)や、ももクロの国立、エビ中のりななん感情電車が入ったエブリシングポイントなど、名作は多々あるのですが、最高はこれです。間違いなく。

まず、基本的な部分としてアイルネは決して派手なダンスや歌声を持つグループではありません。が、彼女らの歌は、聞けば聞くほど良くなる、本当にきれいな声とコーラスとハーモニーを持ったグループです。ライブでも、メインのボーカルは勿論、ハモリ・コーラスも全て生歌です。強く歌い上げる感じのボーカルではない(非常に上手い理子さんも決して歌い上げ系ではないと思います)からこそ、ハモリとコーラスが合わさった時の美しさは、本当に圧倒的だと思います。ダンスも然り。練習の賜物なのでしょう、非常にしっかりと止まって動ける。所作ひとつひとつがとてもきれいなんです。指先まで一切の手抜き・妥協が無い。本番直前まで舞台裏でだれからともなく歌を合わせ、踊りを確認していた生真面目さが本当にきちんとしっかりと出ていると思います。

あと、「バテない」

プロがバテるか！と思うかもしれませんが、プロだって人間です。バテます。ライブ映像を見ていると「あ、バテてる！」と思うことは案外たくさんあります。彼女らも決してバテないわけではないと思うのですが、その場でできる全力がしっかりと感じられます。

そして、そんなアイルネのラストライブである本作。

前にも書いたかもしれませんが、このライブは急きょ決まった(というか、当初決まっていた対バンライブを差し替えた)ものであったこともあってか、カメラの台数も少ないし、配置の関係なのでしょう、アップの画像が下からのあおりばかりという、普通アイドルのライブ映像としてはあり得ないような編集となっています。

そして、キャパも決して多くはないライブハウスゆえ、結果として非常に臨場感のある映像となっており、しかもブルーレイ。これをDVDではなく、ブルーレイでリリースしてくれた運営の皆さまには感謝しかありません…。

本当にぜひぜひ多くの方に見ていただきたい。CDの付属なのですが、CDも全曲収録の大盤振る舞いなので、是非に！！

これ、本当に誰が見てもグッとくると思うのですが、やはり、アイドル作品は人を選ぶのでしょうか…。アイドル好きにはその客観性は無いので…。

でも、特に後半は全曲素晴らしいんですよ。本当に本当に！！！！！

ラストって、とらえようでいろんな形になると思うんですけど、これはおそらく全員が「ラストだから、最高のアイドルネッサンスをファンに届けたい」という気持ちで、パフォーマンスをしていたと思うんです。きっと。たぶん！！！

本当に全曲歌は当然素晴らしいし、ダンスもキレにキレている。意思がものすごく頭の先から足の先までほとばしってる。そして、ランナーズハイのその先みたいは表情を全員が全員している。とにかく！！表情がハンパないんですよ！感情がその表情からビッシビシに伝わってくる。もうね、「前髪」の乃亜さんの泣いてるんだか高まってるんだか、もはやよくわからない表情や、まさに「決まらない前髪」を体現するように、横髪(うん、前髪じゃないですけどね)が顔にかかって、取れない様とか、ドラマか！？！？ってなもんでしてね(興奮)！！！！！

本当に全員の表情が本当に凄いんです。凄いんですよ！！！

はい、興奮しすぎました。

とにかくですね。一人でも多くの人に聞いて、見てもらいたい。

失礼な話ですが、そして、このグループが解散しているという事実にがっかりしてほしい。

解散の理由はマネージャーの照井さんが「ブレイクスルーできなかった」と言っていましたが、解散後メンバーから「解散は自分たちで話し合って決めた」というような類の発言もあり、真相はわからないです。だって、TIFのスマイルガーデンのトリ、セールスはともかく、「前髪がゆれる」の出来栄え、次回作もこいちゃんが作ることが決まり、しかも既に手掛けていたこと、先の決まっていたライブ(しかも対バン)をキャンセルしてまで解散ライブとしたこと。考えようと思えばいくらだって考えられますが、とにかく、ある種、終わるべくして終わったんだろうと思います。ゆえに、このライブはこんなにも輝いているのだろうと思います。

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