ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

The 1975 「People」

サマーソニックでのパフォーマンスも記憶に新しいThe1975の新曲がリリースされて、話題になっております。

僕は俗に言うアラフォー世代ですが、そんな僕にとって、「People」と言えばこれです!!!

 

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The MusicのThe People!!!

 

オフィシャルのMVが見つけられなかったので、最初に出てきたフジロックの映像をお借りしました!!かっけぇ!超かっけぇ!!!ロックが一気にダンスミュージックに接近したという点で、彼らはもっともっと評価されても良いと思うんですけどねぇ・・・。

 

このThePeopleの入った1stが評価されながらも、2ndがクソミソに言われてた覚えがありますが、僕は2ndが好きです!!!!

ウィーザーもグリーンアルバムが好きだし、ローゼズも2ndが好き!!

この辺が世間とのズレですかね・・・。ズレている僕の音楽ブログをよろしくお願いします・・・。

 

ハイ話がそれました。The1975ドス!!

 

ザ・ナインティーンセブンティーファイブ と読みます。言われなくても知ってますね!!すみませんね!僕は読めなかったのでね!!!

でも、これ日本人の皆さん「イチキューナナゴー」って脳内再生してません?そして同時にゴーゴーナナイチハチハチのことを思い出してません???僕はそうです!文句あっか!!!

 

ハイさらにそれました。

 

サマソニのパフォーマンスは本当に素敵でしたね。僕はyoutubeで見ただけですが、現地にいたら、失神していたかもしれません!メンズですがね。だってさ、あの夕日に照らされながら差し出された手にキスしてんのとか、ドラマか!?いやドラマ以上か!?!?ってなもんですよ。ある種の神様に愛された人にしか得られない体験ですよ。

 

前から聞いていたんですが、改めて聞くと本当に良いですね1975。ひたすらにスイートでロマンチックでドラマチックなのだけど、何というか嘘くさくて、どこかうさんくさい。明らかにハマったらヤバそうなのに、ムリよムリなの!とめらんない!!!って感じ。僕の中では、全盛期のリバティーンズに近いです。なんて言うんですかね。全世代全性別に対してエロい。心の奥底までもってかれちゃう!!!ってことです。

 

で、この話題になっている新曲「People」です。

 

巷では、「ナインインチネイルズ」「マリリンマンソン」そして「プライマルスクリーム」の名前が出ていますが、個人的にはそんなにピンとこない。確かに俗に言う「インダストリアルロック」という呼ばれ方をしていたものに近いとも思うんですけど、なんていうか、モロにリアルタイムでそれらのバンドを聞いていた身としては、根本的な「怖さ」みたいなのがそれらのバンドのキモだったと思うんですよね。プライマルスクリームはちょっと違いますけど(プライマルスクリームは僕の中ではもっとドラッギーな印象があります)、ナインインチとマリリンマンソンはとにかく音を聞くのが怖かったんですよ。ものすごく硬質で濃密な音と、切迫感が本当に心臓に切り込んでくるような感じがあって。この曲も確かに音のカンジは近いんでしょうけど、もともとペナペナした印象のあるバンドだし、恐怖感は無い。刹那的な感じと何をやっても僕はロマンチックに彼らの音は感じる。その点において僕の中ではこっちに近いです。

 

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BlurのSong2。彼らはブリットポップというある種実態のない狂騒の中で、オアシスと共に、どこかもわからないところに持ち上げられながら、その渦の絶頂期にこの曲をリリースしました。その狂騒という感じが今の1975に近い感じもするし、その中で突如として、ロック感のある曲が出てくるというのも僕は近い気がするんですよね。あとUKだし(プライマルもUKですけどね)。

 

あと、これは極めて個人的なんですが、バンプの乗車券を聞いた時の印象も近いんです。ある種完璧なメジャーデビューアルバム「jupiter」をリリースした後、リビングデッド回帰のような、物語性の強いアルバム「ユグドラシル」をバンプはリリースしたのですが、そのアルバムの中で、シングル曲、オンリーロンリーグローリーに続く形で3曲目に入っているのがこの曲です。歌詞・メロディ・演奏の全てが、とてつもなく強烈なインパクトがありました。ある種の狂騒の中で生み出される、今までとは違う角度を打ち出す1曲として、この曲もとても近いと思います。

 

彼ら1975の活動は、今の時代真っ向からぶつかり、自らの立ち位置を明確に発言をしていることからも、この曲に込められたメッセージというのもとても大きくて強いと思うのですが、詞については、ネットで訳してくださった方のものしか僕は見ていないし、自分で訳すスキルは無いので、詞については、ここでは触れないですが、でも、その詞も含めて、今の彼らには本当に「すべて」があるように思えます。

 

美しさ・醜さ・ハッタリ・誠実さ・今の音楽としての現代性と、普遍的なメロディからの懐古的なイメージ。格好良さ・格好悪さ・真実・嘘。それらは今の「時代」そのものです。

 

時として、時代を背負った音楽は、本当にすべてを手にするんだなぁ、と思います。それをたったの数分間に詰め込めるのが、音楽の素晴らしいところで、その音が照らす世界が、今の欧米・日本の政治や、様々な情景が瞬間瞬間で反射して見える。今そこに立つことが戦いそのものでありながらも、僕とあなたの音楽にもなりうるという、音楽というものの魅力がこの曲に、今の1975には詰まっていると思います。

 

よく「聞くべき1曲」とか言いますが、そんなものはそれぞれにとって違うわけで、いつも「何が”べき”やねん」と脳内でエセ関西弁で僕は思っているんですけど、今の1975は本当に今こそ聞いていた方が絶対にこの後のドラマをともに体験できると思います。

でも、「べき」ってことはないですけどね。

 

 

そして、この曲は来年2月21日に既にリリースが決定している彼らのニューアルバム「NotesOn A Conditional Form」からの1stシングルです。一体どんなアルバムなのか!!!

 

People [Explicit]

People [Explicit]