ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

椎名林檎 「公然の秘密」

イヤハヤ、何でもできちゃいますな。いやぁできちゃうんですな!!!

という1曲。

 

椎名さんのアルバムは、恐らく1stから全てリアルタイムで聞いてきていると思うんですが、彼女が強く持つ「美学」のようなもの(シンメトリーな曲名など)を貫きつつも、ポップに寄ることもあれば、そうではなく、アート的だったり、一般的にイメージするバンドサウンドから大きく逸れることもあったと思います。

 

東京事変での活動と並行していた頃は、ソロ名義の活動はよりいっそう趣味性が強かった印象がありますが、その時期を過ぎた今は、最早何でもアリな無敵状態のように感じます。

 

そもそも、この曲はドラマ「時効警察」の主題歌として書き下ろされたものであり、当然ドラマとの相乗効果がうんぬんかんぬん…あると思うのですが、どうも昔から時効警察は「サブカル感が強い」感じがしちゃって見たこと無いんスよ…。それも、サブカルがめっちゃサブカルらしかった時代のサブカルね。いや、僕めっちゃそのサブカルの中を生きていたと思うんですが、そういうのって、乗り逃すと、「じゃあもう絶対乗ってあげない!!プンスカ!!!」ってなりません??その何とも言えないしょっぱさ(自分が)がサブカル臭プンプンですな。自分がね。いや、とにかく見たこと無いんですよ。ごめんなさい。

 

でも、この曲を聞くと、とりあえずキュートな三日月さん(麻生さん)が浮かぶ。きっとそういうドラマなはず。間違いない。

 

乗り良し!演奏恰好良し!歌詞ドッキドキ!!!な、名曲要素てんこ盛りソングです。

 

歌詞を見ると「匂い」「フレーバー」「バニラ」「シナモン」と香りに香る香り天国へようこそ!!な色気漂う最強の椎名節。そこに「みえみえ」「ばればれ」「めろめろ」というフレーズが合わさってくるのが実にキュート!!!PVの振り付けも含めて、そのお茶目さというか、ちょっと幼いような印象すら与える平仮名で表現されたこの歌詞がものすごく耳を引く!!それがある種「隙」というか、最高のアクセントになり、いっそうこの曲の魅力・色気をその「隙」こそが際立てているようなところが本当にお見事です。

 

そしてこれ、別にシングルじゃないんですよね。ベストアルバムの先行配信曲ということで、イントロのドラム一発で夢中になって、ゴージャスな音世界の虜になりつつ、すぐに椎名林檎曲であることがわかるお見事な編曲、メロディ。一気に最後まで聞ききってしまう3分ちょっとの軽快さも含めて、シングルで切ってよ!世に解き放ってよ!!という気持ちに僕はなるんですけど、シングルじゃない。ドラマとか、キッカケさえあれば(というかきっと書こうとすれば)いくらでもポップな名曲が書けてしまうのでしょうか、この椎名さんは…。

 

そいでもってPVも最高ッスよ。

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収録されているベストがこちら!!

 

 

 

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 (アマゾン限定みたいなやつは貼れませんでしたのー!!)