ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

香取慎吾 「Trap」

好きですこの曲。何回も繰り返して聞いちゃう。

 

ちょっと前に配信開始していた「10%」も聞きましたが、これは、まさに始まりの1曲!という感じで、従来の「慎吾ちゃん」的イメージに忠実な印象でしたが、今作は、同じようなノリの良さもありつつ、加えてかなり色気のある感じのトラック。サウンドは今の流行に目配せしつつも、そこに寄りすぎず。言ってしまえばSMAPの延長線上にある感じがしました。サウンド的にとても面白いことをやっていながら、限りなくポップで且つあの5人にしか作れない空気があったあの感じの先というか、いや、先ではないか。その流れの中にあるような曲だと思います。

 

ただ、あたりまえのことですが、その5人のマジックはそこには無いわけで。

 

誤解を恐れずに言うと、SMAPの素晴らしさは全員が歌が上手ではないことにあったと僕は前から思っていて。いや、もちろんこれは様々な意見があると思うのですが、僕の中ではSMAPって、全員が完全に同価値なんです。木村さんも中居さんもおんなじだけの歌の存在感がある。まさにナンバーワンではなくオンリーワンの歌声なのが彼らだったと思います。ボイトレ至上主義的になると、場合によってともすれば同じような上手な歌声になってしまうこともある中、彼らの声はとてもとても誰にも変われない魅力があった。そしてそれを見事に表現する多様な楽曲があった。

 

でも、グループではなく現在はソロ。どう考えたって、そのマジックは起こらない。では、今作はどうなのか、というと、

 

「あ、ソロ凄く良い!!」んです。とっても。

 

アイドルのアルバムには大抵ソロが入っていて、僕もそれこそSMAPや嵐、スタダの女性アイドル等、それなりに聞いたことはあって、どれも魅力的ではあるんですが、どうもやっぱり「みんなの声が聞きたいなぁ」と思ってしまう。グループだととても上手で素敵な…例えば、嵐だと大野くんや、スタダだとエビ中の柏木さん等のソロ曲も、凄く良いんだけど、やっぱりどうしてもグループの曲が聞きたくなるんです。

 

でも、今作の香取さんはそんな感じが全くない。ソロである魅力がバッチバチに出ている。グループと並行した活動じゃなくなるとそうなるんですかね。不思議。

 

今回も決して上手じゃないと思うんですよ、歌については。でも、今の年齢だからこそ出せる歌声や余裕。それは間違いなくトップアイドルとして百戦錬磨のSMAPに居た彼だからこそ出せるもので、上手いとかヘタとかそういう問題じゃ全くない。たた単純にこの声が最高だと思う。

 

でもって、この曲はアルバム「20200101(ニワニワワイワイ)」の先行配信曲です。

 

消費税10%に合わせ10%を出し、2020年の元旦にこのアルバムを出す。明らかに意味のあるタイミングで、その意味に乗っからない曲を自分のペースで打ち出す彼にはとても頼もしいし、この先を見たい気持ちになります。

 

アルバムにはKREVASALUらのヒップホップ勢に加え、WONKやyahyelといった非常に楽しみなバンド勢も加わっていて、参加アーティストを見るだけでかなりワクワクします。この感じもSMAPっぽいですが、彼はきっと別の魅力をこの作品で届けてくれると思います。

新年早々ワイワイ楽しめるかと思うと、新年を迎える楽しみが一つ増えた気がします!!!

 

 

Trap

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