ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

sard underground 「ZARD tribute」「少しづつ 少しづつ」

ワタクシ現在、42歳。

 

音楽を聴くのが好きになったのは中学生の頃で、最初にはまったのはTMネットワーク槇原敬之だった(嗚呼、マッキー・・・)。

 

そして、高校生になった頃は思いっきりビーイングにハマっていた。ちょうどその頃「やっぱ洋楽ってかっこいいじゃーん」とか思ってボンジョビとマライアに手を出したけど、まるでピンとこず。結局洋楽をちゃんと聴くようになるのは大学に入ってオアシスやブラーを聞いてからだった。結局その音楽趣味が今でもベースにあると思うし、それはそれで良いと思うの。趣味ですのでね!!!

 

で、中でもWANDSZARDはシングルも買いそろえるほど大好きだった。特にZARDのアルバム「揺れる想い」は、学校祭準備中に、授業が終わった後の掃除時間15分くらいの間に自転車をかっ飛ばして発売日に駅前のCDショップまで買いに行ったこと、その日が暑い一日だったことまで覚えている。人の記憶ってなんでこんなにムラがあるのか。他に覚えるべきことは山のようにあるだろうにね!

 

とにかく聞きまくった。この「揺れる想い」と、次作「OH MY LOVE」はレコードならマジですりきれんじゃないかってくらい聞いた。まさに青春の思い出だ。

 

で、だ。前にもこのブログで書かせて頂いたが、現在時は2020年。サブスクリプション(定額ストリーミング)全盛期。ビーイング系アーティストは一部の例外を除いて、サブスクを解禁していない。僕は正直、20代中頃くらい、それこそビーイングの勢いが衰えたころに、世の流れそのままにフェードアウトしてしまったので、今現在は、そこまで熱心なリスナーでは無いと思うけど、今でも聞きたいと思う。めっちゃ思う。REVやT-BOLAN(今日ダイゴのアー写がそのまんまT-BOLANジャケ写の森友さんでびっくりしました)、マニッシュやFIELD OF VIEWなど、買うには至らないが聞きたい人がいっぱい居る。是非サブスク解禁を検討してほしいところだが、おそらくビーイングさんにその気はない。

 

今回書かせて貰った、この「sard underground」というグループはアルバムタイトルからもわかるように、ZARDの楽曲をカバーすることを前提として活動しているバンドだ。みんな若くてかわいいし、普通にアイドルやガールズバンドで考えてもとても花のあるメンバーだと思う。

 

そもそもビーイング系アーティストは、90年代当初から既に、時代とはある程度乖離していた印象がある。必ずサビの歌詞がタイトルになる楽曲群は、とてもキャッチーでドラマチックでありながら、リズムを放棄したようなところがあって、そこが好き嫌いを分けていたし、それこそ洋楽好きな人たちは、馬鹿にしてるというか、敵のように扱っていた(と思う)。でも、そこが僕にとっては魅力的だったし、実際に一つのシーンを形成していた。

 

で、話を戻すと、sard undergroundのメンバーは、そのある種の「ビーイングの定義」をもしっかりとトリビュートしている。服装、雰囲気。特に坂井泉水さんの歌詞メモから生まれたという初のオリジナル曲「少しづつ 少しづつ」は曲名も「もう少し あと少し」を想起するし、ジャケットもZARDのデビュー曲「goodbye my loneliness」にとても似ている(別のシングルでもとても似たのがあったと思うのだけど、検索しても出てこず…)。そして、個々メンバーの服装も坂井さんのイメージを踏襲しているように見える。でも、そこのワクには収まりきらないところだってあると思うし、今の時代、Twitterやらインスタやら様々にあるわけで、そこでは当時のビーイングの「実在しないんじゃないか」的な感じは全くなく、しっかりと今生きている彼女達が見える(そもそもTwitter等を禁止してないのだから、わかったうえで、それも含めて、なんだろうし)。そして、このトリビュートアルバムは、つい先日サブスク解禁!!(で、聞いた、というかそれをきっかけに彼女達を知りました!!)。

だからこそ、是非是非ビーイングと時代をつなぐ存在になって貰いたいし、ぜひにこの勢いでZARDもサブスクを解禁してほしい。でも、無いよねきっと。さっきも「その気はない」と書かせてもらったけど、このタイミングでZARDの過去シングルをマキシサイズにして再リリースしているので。そしてしかも、しっかりとチャートに入っているので。そう考えるとビーイングがやろうとしていることも狭いエリアでは合っているのかもしれない。でも、色んな機会損失をしているような気が僕はする。確かにZARDはライブはもうできないのだから、サブスク収入ではアレなのかもしれないけど、でもそれでも解禁してほしい!!

 

で、今度こそ話をこのアルバムに戻す!

 

このトリビュートアルバムという名の世にも珍しいデビューアルバムは、とても不思議なアルバムだ。ド素人の僕でも、「あれ?」という感じがする。

 

まず、ボーカルの声の取り方なのか、凄く曲によって声が違う。いろんな表現というわけではなくて、とてもばらついて聞こえる。あと、リズムを打ち込み主導にしているからなのか、ある種、本家ZARDよりも古く聞こえる。というか、いっそう時代から離れて聞こえる。確かに時代は打ち込みのリズムがシーンの中心なのだろうけど、その音とは全く違う。そこに寄せようともきっとしていない。更に、キーボードの音の選び方も凄く独特。びっくりするくらいご家庭のキーボードみたいな音の曲もあるし、え?それ???っていうフレーズも結構いっぱいある。失礼な言い方とは思うけど、学際バンドのカバーみたいな感じがする曲もある。

でも、何度も聞きたくなる。

それはZARDの曲をそもそも好きだ、というのももちろんあるけど、それ以上に、このアルバムにしかない魅力があふれているからだ。

 

ボーカル神野さんは、坂井さんの声とはもちろん違うけれども、独特な揺らぎがとっても魅力的なボーカリストだし、声の取っ散らかりも、きっと成長速度の速さゆえ、なんじゃないかと思う(それをそのままに入れるのも斬新だけども)。正直演奏は発展途上な感じがするけど、そもそも破綻が無い、整いすぎているビーイング楽曲を崩す形になってて、そこも楽しい。

この後も、様々なトリビュートと、オリジナル曲を組み合わせていくのだろうし、是非続いていってほしい。そして、個人的には作詞がメンバーで、盤石のビーイング作曲陣の曲が聞きたい。批判もあるかもしれないけど、彼女たちの道のりは彼女達が決めて進んでいった方が絶対に面白いはず。

 

www.youtube.com

(このシングル曲は現段階ではサブスク未解禁です)

 

 

 

ZARD tribute

ZARD tribute

  • アーティスト:SARD UNDERGROUND
  • 出版社/メーカー: GIZA
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: CD
 

 

 

少しづつ 少しづつ (初回限定盤) CD+DVD

少しづつ 少しづつ (初回限定盤) CD+DVD

  • アーティスト:SARD UNDERGROUND
  • 出版社/メーカー: GIZA
  • 発売日: 2020/02/10
  • メディア: CD