あ、ギターがイマイチでしたね

アラフォー男子inHokkaido。音楽知識は無いけど、大好き!無知ゆえ書けるブログを目指します!あと、興味のあるものをつらつらと…

いぎなり東北産 「BUBBLE POPPIN」

 

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なんだよ、この最高な曲・・・。どうして誰も僕に教えてくれなかった。

 

知っていれば、去年の夏、僕はこの曲に恋してこの曲ばかりを聴いて、夏をアゲでアゲなアゲ夏を過ごしていただろうに・・・。

 

しかし、安心してほしい(何を)。だって、この曲。サブスク解禁していない。ていうか、「いぎなり東北産」自体全くサブスク解禁していない。さらにていうか、サブスクどころかitunes等配信すらしていない。故、キ・ケ・ナ・イ!!!!何だよルージュマジックか馬鹿野郎!!!チー!!!!。

 

いや、もちろんyouでtubeれば聞けるんだけどもさ。それじゃイヤなんだよ。容量くうしさ・・・、他の曲だって聴きたいしさ・・・。

 

で、ちょっと調べてみたら、勿論メジャーデビューしていないのは知ってたのだけど、東北産さんのCDは基本、会場限定なんですな。アマゾンですら流通して無くて、法外な値段のを売っている。ので、貼りませんのでゾンアマ。そんなアーティストに得の無いものはね!!

のでね!お願いだよ。配信してくれよ。メジャーデビューするしないは今の時代そんなに大きなことではないと思うけど、音源はサブスクか、せめて配信してほしい。だってさ、本当にひどい値段になってるし。

 

で、それはそれ。曲は曲。MVはMV。

 

結論!最高です!!

最高の曲、最高のMV、最高のグループ。他に何がいる??っていう曲。

 

いぎなり東北産は、ご存じの方も多いでしょうが、ももクロちゃんエビ中ちゃんを筆頭とした、スターダストのアイドル集団、スターダストプラネット所属の東北メンバーグループ。スタダのグループ大好きな僕としては、名前は知ってたのだけど、上記の音源未公開も理由だし、正直スタダ所属グループもいっぱいいすぎて聞ききれないというのもあって、ちゃんと聞いたことはなかった。

 

で、ワタクシこの度、スタダ勢揃いのイベントの映像をyoutubeで見て、ちょっと興味を持ったので、グループ名で検索したら、どうやらこの曲しかMVらしきものが無かったので、見てみたが最後。マジ毎日みています。最高。本当に書くコメントそれだけで良いくらい最高だ。

 

とにかく、まず曲が良い。夏のアゲ感が半端ない。前に夏のアイドルソング特集を書かせて貰ったのだけど、そこで夏ソングの「せつなさ」最高と書いたが、この曲は正直切なさは大して無い。でも、そのアゲアゲ感こそが、青春だし、ひとときの輝きと思うと、この切なさ無しのアゲソングこそ、一番切ない気もする。

 

この曲を提供した「パンダライオン」という方々を全く存じ上げなかったが、東北産と同じく宮城を拠点としたグループだそう。そして元Hi-FICAMPのメンバーが中心とのこと。もっともっとメジャー感のある音楽をやっていた人たちの印象があるので、更にメンバーの「ONIDAIKO」の方々の力もあるのかもしれないが、適度なキャッチーさとアクの強さがとても良い。

 

そして、MV。これがまた最高。ただただ楽しいけど、「終わり」の映像から始まることで、どこか楽しさだけではない感情が残るのもよいし、何たってただただ、振り付けと歌が良い。振り付けはきっと様々なオマージュで出来上がってるのだろうと思うのだけど、サビの工藤静香的なフリは激しくキャッチーだし、最後のデューク的なものも唐突で良い。サビが歌ってないのも潔くて好き(ももクロちゃんのころからこの辺はとてもスタダは割り切っていると思う)。

 

あと、これは曲ではなくグループについてだけど、9人グループというのがとても迫力があってよい。ただ整ったフォーメーションをこなすのではなく、個を重視したリズム感のあるダンスが、ちょっとリリスクとかのヒップホップアイドルグループにちょいと寄った感じもして凄く楽しい。

 

要は、とにかく、ぜひぜひ見て頂きたい!

 

そして、今年こそこの曲を聞いて夏をアツく駆け抜けたい(ワタクシ42歳既婚、子3人(超かわいい)ですがね)!!!ので!!!是非にサブスク配信を!!!!

 

それにしても、知らない名曲がアイドル界隈は溢れてるんだろうと思う。サブスクやyoutubeの時代ゆえ、いくらだって掘り進められるし発見できるけど、その指針がみえづらい(雑誌等で知りづらい)のも現代的。

でも、こういう最高な曲を知ると、本当に「楽しい!音楽サイコー!!」と思う。

sard underground 「ZARD tribute」「少しづつ 少しづつ」

ワタクシ現在、42歳。

 

音楽を聴くのが好きになったのは中学生の頃で、最初にはまったのはTMネットワーク槇原敬之だった(嗚呼、マッキー・・・)。

 

そして、高校生になった頃は思いっきりビーイングにハマっていた。ちょうどその頃「やっぱ洋楽ってかっこいいじゃーん」とか思ってボンジョビとマライアに手を出したけど、まるでピンとこず。結局洋楽をちゃんと聴くようになるのは大学に入ってオアシスやブラーを聞いてからだった。結局その音楽趣味が今でもベースにあると思うし、それはそれで良いと思うの。趣味ですのでね!!!

 

で、中でもWANDSZARDはシングルも買いそろえるほど大好きだった。特にZARDのアルバム「揺れる想い」は、学校祭準備中に、授業が終わった後の掃除時間15分くらいの間に自転車をかっ飛ばして発売日に駅前のCDショップまで買いに行ったこと、その日が暑い一日だったことまで覚えている。人の記憶ってなんでこんなにムラがあるのか。他に覚えるべきことは山のようにあるだろうにね!

 

とにかく聞きまくった。この「揺れる想い」と、次作「OH MY LOVE」はレコードならマジですりきれんじゃないかってくらい聞いた。まさに青春の思い出だ。

 

で、だ。前にもこのブログで書かせて頂いたが、現在時は2020年。サブスクリプション(定額ストリーミング)全盛期。ビーイング系アーティストは一部の例外を除いて、サブスクを解禁していない。僕は正直、20代中頃くらい、それこそビーイングの勢いが衰えたころに、世の流れそのままにフェードアウトしてしまったので、今現在は、そこまで熱心なリスナーでは無いと思うけど、今でも聞きたいと思う。めっちゃ思う。REVやT-BOLAN(今日ダイゴのアー写がそのまんまT-BOLANジャケ写の森友さんでびっくりしました)、マニッシュやFIELD OF VIEWなど、買うには至らないが聞きたい人がいっぱい居る。是非サブスク解禁を検討してほしいところだが、おそらくビーイングさんにその気はない。

 

今回書かせて貰った、この「sard underground」というグループはアルバムタイトルからもわかるように、ZARDの楽曲をカバーすることを前提として活動しているバンドだ。みんな若くてかわいいし、普通にアイドルやガールズバンドで考えてもとても花のあるメンバーだと思う。

 

そもそもビーイング系アーティストは、90年代当初から既に、時代とはある程度乖離していた印象がある。必ずサビの歌詞がタイトルになる楽曲群は、とてもキャッチーでドラマチックでありながら、リズムを放棄したようなところがあって、そこが好き嫌いを分けていたし、それこそ洋楽好きな人たちは、馬鹿にしてるというか、敵のように扱っていた(と思う)。でも、そこが僕にとっては魅力的だったし、実際に一つのシーンを形成していた。

 

で、話を戻すと、sard undergroundのメンバーは、そのある種の「ビーイングの定義」をもしっかりとトリビュートしている。服装、雰囲気。特に坂井泉水さんの歌詞メモから生まれたという初のオリジナル曲「少しづつ 少しづつ」は曲名も「もう少し あと少し」を想起するし、ジャケットもZARDのデビュー曲「goodbye my loneliness」にとても似ている(別のシングルでもとても似たのがあったと思うのだけど、検索しても出てこず…)。そして、個々メンバーの服装も坂井さんのイメージを踏襲しているように見える。でも、そこのワクには収まりきらないところだってあると思うし、今の時代、Twitterやらインスタやら様々にあるわけで、そこでは当時のビーイングの「実在しないんじゃないか」的な感じは全くなく、しっかりと今生きている彼女達が見える(そもそもTwitter等を禁止してないのだから、わかったうえで、それも含めて、なんだろうし)。そして、このトリビュートアルバムは、つい先日サブスク解禁!!(で、聞いた、というかそれをきっかけに彼女達を知りました!!)。

だからこそ、是非是非ビーイングと時代をつなぐ存在になって貰いたいし、ぜひにこの勢いでZARDもサブスクを解禁してほしい。でも、無いよねきっと。さっきも「その気はない」と書かせてもらったけど、このタイミングでZARDの過去シングルをマキシサイズにして再リリースしているので。そしてしかも、しっかりとチャートに入っているので。そう考えるとビーイングがやろうとしていることも狭いエリアでは合っているのかもしれない。でも、色んな機会損失をしているような気が僕はする。確かにZARDはライブはもうできないのだから、サブスク収入ではアレなのかもしれないけど、でもそれでも解禁してほしい!!

 

で、今度こそ話をこのアルバムに戻す!

 

このトリビュートアルバムという名の世にも珍しいデビューアルバムは、とても不思議なアルバムだ。ド素人の僕でも、「あれ?」という感じがする。

 

まず、ボーカルの声の取り方なのか、凄く曲によって声が違う。いろんな表現というわけではなくて、とてもばらついて聞こえる。あと、リズムを打ち込み主導にしているからなのか、ある種、本家ZARDよりも古く聞こえる。というか、いっそう時代から離れて聞こえる。確かに時代は打ち込みのリズムがシーンの中心なのだろうけど、その音とは全く違う。そこに寄せようともきっとしていない。更に、キーボードの音の選び方も凄く独特。びっくりするくらいご家庭のキーボードみたいな音の曲もあるし、え?それ???っていうフレーズも結構いっぱいある。失礼な言い方とは思うけど、学際バンドのカバーみたいな感じがする曲もある。

でも、何度も聞きたくなる。

それはZARDの曲をそもそも好きだ、というのももちろんあるけど、それ以上に、このアルバムにしかない魅力があふれているからだ。

 

ボーカル神野さんは、坂井さんの声とはもちろん違うけれども、独特な揺らぎがとっても魅力的なボーカリストだし、声の取っ散らかりも、きっと成長速度の速さゆえ、なんじゃないかと思う(それをそのままに入れるのも斬新だけども)。正直演奏は発展途上な感じがするけど、そもそも破綻が無い、整いすぎているビーイング楽曲を崩す形になってて、そこも楽しい。

この後も、様々なトリビュートと、オリジナル曲を組み合わせていくのだろうし、是非続いていってほしい。そして、個人的には作詞がメンバーで、盤石のビーイング作曲陣の曲が聞きたい。批判もあるかもしれないけど、彼女たちの道のりは彼女達が決めて進んでいった方が絶対に面白いはず。

 

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(このシングル曲は現段階ではサブスク未解禁です)

 

 

 

ZARD tribute

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maison book girl 「海と宇宙の子供たち」

僭越ながら、勝手に昨年ベストに選ばせて貰った1枚。

というわけで、当然ながらめっちゃ聞いている。聞きまくっている。

 

うん、良い。聞きやすい。

 

もちろん、必殺の変拍子曲「悲しみの子供たち」のような曲もある。

あ、お恥ずかしながらワタクシ変拍子変拍子言っているがイマイチわかっていない。ようはウン分のハン拍子がゴン分のヴァン拍子に変わる、曲の中でテンポやら展開がガンガン変わるってことなんだろうけど、じゃあヒャダイン氏の曲は変拍子なのかといえば、きっと拍子は変わってないんだろう。わかるようなわからないようなだ。

 

まぁ、わかるようなわからないようなだ、とかアホみたいに言って放置するから理解に至らない。そんな僕でもかけるぜブログ。ありがとうブログ。

 

とにかく、この「悲しみの子供たち」は変拍子曲だ。確かにこれはわかりやすい、気がする。

 

でも、とにかく聞きやすい曲が多い。ポップだし、ドラマチックだ。そもそもmaison book girl(以下ブクガ)はドラマチックなんだけど、今作は一段とわかりやすいし、歌謡曲的ですらある。

 

完成度に関しては、前作「yume」は超絶グレート最高峰に完成されていたし、ブクガという世界観をとてもはっきりと、ぶれない形でプレゼンテーションするすんばらしい一枚だったと思う。それを超えているかと言われると、「超えていない」。というよりも「そこじゃない」。前作が本の家の少女たちが体験する「異世界、病室、サナトリウム」の1枚だったとすると、今作は夜が明け、新たな登場人物(人物?)が増え・・・そして、フィールドが「すぐ、そこ」になった印象がとても強い。

 

最初に書いたように、今作は「聞きやすい」。だから、僕も仕事に行くとき帰るとき、寝るときなど、様々な場面で聞いている。そここそが今作のヤバさだ。異世界ではなく、夢・白昼夢ですらない。完全な「今」の目に見える全てをこのアルバムは浸食してくる。ハッキングしてるのかもしれない。夢という余白を与えてくれない。この現実こそが、疑うべき対象のような気がしてくる。

 

エグい、エグいぜブクガ。

 

でも、amazon primeで配信されていたドキュメンタリーを見ると、彼女たちは普通の女の子だし、サクライケンタ氏は、ただの君ラジのあずあず好きのヲタだ(すみません、ドキュメンタリーにはその要素はありません)。楽曲も死海文書を解読して作っているわけではない。ただ、そのカジュアルな感じにこそ、さらなるヤバさを感じる。ここまでくると勝手に感じているような気がしてくるが、感じる。

 

改めてこのアルバムを聞くと、個人的にはエンドロールでかかってそうな曲がとても多い。アルバムなら、最終曲に入ってそうな曲ばかり、と言ってもよい(もちろん全部じゃないけど)。でも、終わらせてくれない。切なさ・寂しさ・少しの暖かさ、みたいなものの後に何か変な余韻がある。ひっかかる。これが異世界への扉か。

 

繰り返すが、考えすぎのカタマリのような気もする。でも考える。聞く。

 

うん、良いアルバムだ。最高だ。でも、やっぱりここが…、何か違和感が…、

 

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・・・。えー、というわけで僕は泥沼みたいな聞き方をしてますが、本当にポップで聞きやすいし、サウンドはめっちゃ格好良い、ブクガ入門編としてこれ以上すばらしいものはないと思うので、老若男女、フンニャラボーイからウンニャラガールまで、是非聞いていただきたいアルバムどす。

 

 

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海と宇宙の子供たち

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香取慎吾 「20200101」

楽しい。とても楽しいアルバム。

 

先行曲もとても良かったので、期待して聞いた1枚だったのだけど、しっかりとその期待を上回る…というよりも、その期待値の幅をグッと広げてくれるアルバムだった。

 

ただ、突拍子の無い楽曲があるわけではなく、非常に表情豊かな、香取慎吾という人物がいろんな形で声をかけてくれたり、楽しそうな姿を見せてくれる、もの凄くステキなアルバム。

 

この、TeddyLoid&たなか(ex.ぼくのりりっくのぼうよみ)に始まって、氣志團・スチャダラ・クレバのベテラン勢や、yahyel等の尖ったセレクトも!!そしてBiSHでシメという見事なコラボレーション。キムタクのアルバムの「素敵な同志」という感じのセレクト(これもとても誠実で素敵)とはまた一線を画していると思う。やっぱり、慎吾ちゃんの方がスマップ寄りな感じもするけど、でも違う。このアルバムは、当然だけどよりパーソナルだ。香取慎吾という人物が持っている多様な魅力にスポットライトを当てている。だから、とっても彩豊かだけど、あくまでも一人の人の魅力にフォーカスしたアルバムだと思う。だから、ヤンチャな感じがしつつも大人っぽいし、落ち着いてもいる。それが今の年齢の彼が放つ魅力であり、そこを全く外さない楽曲群だ。

 

だから、全く失投が無い。しっかりと平均点以上を全曲がとってくる。これは決して「無難」ということではなく、明確に狙いを定めた冷静さと、玉手箱からバンバン物を適当に取り出してはしゃぐような子供っぽいヤンチャさがきちんと同期している、狙いと偶然の見事なバランスゆえ生まれた、見事にコントロールされた傑作だ。「Trap」の時も書かせて貰ったけど、やっぱりこれは、スマップ時代のソロとしての彼ではなく、完全に一人のアーティストとしての香取慎吾のアルバムなのだ。当たり前だけど、アルバムを聞いて改めて実感した。これだけ魅力的なアルバムであるということは、イコール彼がとても魅力的な人物であることを示しているんだと思う。

 

それぞれの曲も、しっかり「今」の音を鳴らしつつも、ただ最先端の音の借り物になっていない。要は、ちゃんと「J-POP」している。このバランスも本当に絶妙だ。

 

何度も繰り返しになるけど、とにかくこのアルバムは楽しそうだ。だから、聞く側もとても素直に楽しめる。20200101という、単に発売日をタイトルにしたのだろうけど、2020という、どうあがいてもシンボリックになってしまう年を、しっかりと理解したうえで、「ニワニワワイワイ」と、なんとも賑やかで楽しげに読んでしまう。何ともキュートな魅力に、この作品は(彼自身も!)溢れている。

 

20200101 (初回限定・観るBANG!)(特典なし)

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20200101 (通常BANG!)(特典なし)

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20200101

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  • 発売日: 2020/01/01
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ASIAN KUNG-FU GENERATION 「解放区」 Live 2019「ホームタウン」 (YouTube)

目下アジカンの最新シングル。

の、ライブ映像。

 

シングルで聞いた時は、良いとは思ったし、今のアジカンが詰まってるし、最後の「カイホー!!」はグッとくる。ただ、その「カイホー!!!!」がちょっと予定調和というか、極めて勝手ながら、「ワタクシおいそれとは解放なぞされませんぞ!」と、ちょっと意地になる自分が居た。何故か。恐らく、その前のラップというよりも語り口調なところ(スポークンワードとか言うんですのん?)と、そのカイホー!!と、その後の「笑い出せ 走り出せ 踊り出せ 歌い出せ」の流れがちょっとロマンチックというか、おセンチというか、要は「ちょい、くさくね??」と思ったからだと思う。そして、今歌詞を検索して知った。あれ「カイホー!」じゃなくて「解放区!」なのね。そりゃそうだ、曲名だものな。失礼しました。そしてその後「フリーダム」なのか。We areかNew worldのどっちかと思ってた(これ、改めてきいたら、全く聞こえなかった…思い込みってね…これも失礼しました)。

それが、このライブ映像を見て完全にやられた。

 

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最高だ。泣ける。マジ泣ける。

これ、MCまで入ってるので、いっそうある種「クサい」。が、そこが最高だ。

ロマンのカタマリみたいな曲とMCで、曲に身を任せ(カイホー!)、解放区を叫ぶことを全肯定するゴッチがたまらなく格好良かった。僕も解放区と叫んで踊り出したい。トムヨークばりのイっちゃったダンスを踊りたい。そうやって自分を解放して、肯定したい。

 

そして、改めて音源の「解放区」を聞くと、当然のように最高だ。どうして前に聞いた時あんなに「クサい」と思ったのかが改めて音源を聞いてもよくわからなくなった。

想像するに、きっと「ちゃんときいてなかった」んだと思う、酷い話だけど。

正直サブスクで音楽を聞くと、流すように聞いてしまうことがある。要はちゃんと曲と向かい合って聞かなかったんだ。でも、これ、流し聞いても聞きやすい良い曲だよね??じゃあ何故??

 

と考えると、自分の中のアジカン像が、ちょっと補正をかけてたような気がする。

 

それこそ「ホームタウン」というアルバムはとても良いアルバムだったけど、相変わらず、演奏がぶっといのに加え、メロディというか楽曲自体もぐっと邦楽らしいフォーマットから外れていったアルバムのような気がしていた(WonderFutureからその路線なのかもしれないけど、個人的にはWonderFutureは大好きだったし、そうは思わなかった)。そんなアジカンも好きだけど、別に「リライト」を追い求めるつもりは全くないのだけど…どうしても「ロキノン」的音楽を愛していた僕としては、少し寂しさを感じてもいた(だから、再録の「ソルファ」は大好き!!!)。

 

でも、この解放区を見た後、仕事帰りに改めて「ホームタウン」を聞きながら帰ったら、めっちゃめっちゃめっちゃ良かった!とんでもなく名アルバムだった。沁みた。沁み渡った。改めて聞くと、しっかりと昔のアジカンもそこには鳴ってたし、いままでの歩みをそのままに今のアジカンをガッツリと格好良い音で鳴らしていた。余計な補正、思い込みがとれたんだ。ありがとうアジカン。ありがとうゴッチ。

 

あぁー、改めて今のアジカンをライブで感じたい!

 

僕にとって、アジカン愛が思いっきり深まるMV、「解放区Live2019」。

 

 

Dororo / 解放区(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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ホームタウン(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

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GEZAN 「東京」

今更僕が書くまでもなく、東京という曲名には名曲が多い。東京と言う曲について書くあまたのブログがこの書き出しで始まるんじゃないか、というくらい東京という曲名には名曲が多い。間違いない。僕もそう思う。「東京」っていうプレイリストを作っていたくらいだし間違いない(まぁ、今なら東京で検索してシャッフルすれば良いのでしょうがね…)。ていうか、むしろ、東京という曲名で良い曲じゃない曲を知らない。でも、結局のところ、僕は東京に住んでるわけでは無いし、行ったことだって数えるほどしかないので、きっと東京に住んでる人の聞く東京と僕の聞くそれは決定的に意味合いが違うのだろうと思う。そのくらい、大体の曲が、その土地そのものと言うよりも、そこに漂う空気、集合体としてのここにしか無いもの、である東京を歌っている。それはとてもナイーブなものだから、きっと名曲になるんだろう。

 

GEZANの東京という曲(youtube)が、僕のスマホの通知に出てきたとき、勝手に、GEZANのボーカルである、マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下マヒト)のソロワークに近い曲なのかな、と思った。GEZANがハードコアで、過剰に刺激的な音を鳴らしているのに対し、彼のソロワークはとても繊細で壊れ物のような音楽だ(でも、それはそれでとても過剰で刺激的だと思う)。当然、GEZANでそのまんまのことはやらないだろうけど、昨年はソロで2枚もアルバムを出したことだし、きっとその影響は強いのだろうと思った。ジョンフルシアンテの加わったレッチリみたいな感じ。

 

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そして聞いて(youtubeで見て)、びっくりした。びっくりというか、その音から、映像から、全く目が離せなくなった。凄い曲だった。確かにこれは東京だ。メランコリーも、刺激も、儚さも全部ある音だ。そして今までのGEZANの音が全部つまって、更にその先にあるような音だ。で、フィールドはここ、東京(いや、僕のここは札幌の隣町ですが)。

 

間違いなくこれからGEZANというバンドの代表曲になるであろう、決意表明のような、旗のような一曲。

 

去年、僕はマヒトさんを結構目の前で見た。彼と青葉市子さんののユニット、nuuamm(縫う編む)というユニットのツアーが北海道の美唄に来てくれて、めっちゃ楽しみに家族で見に行った。そのとき、市子さんとの転換のちょっとした時間。彼は僕らのすぐ近くを通り過ぎて行った。とても優しそうで、繊細な表情。笑顔で僕の子供に微笑みかけてくれて通り過ぎて行った(その瞬間は僕はみてないけど、妻が見ていて教えてくれた)。

 

きっと彼は、大事な大事な彼にとっての日だまりのようなものを大切に守ることができる人なんだろうと思う。なんていうか、ナウシカみたいな。だからこそ、この曲の彼は守るべきもの、真実の色、いろんなもので塗り固められた世界・報道・政治、見えているようで既に何重ものイロメガネをかけてしまっている僕らに、本当の日だまりの場所、色を彼はきっと伝えようとしてくれているんだろうと思う。

 

正直、最初聞いた時はとても驚いた。想像していたよりはるかに明確なメッセージソングだった。彼が今の社会について強いメッセージを持っているのはツイッター等で知っていたし、それこそそうでなければ、フリーライブ・フードフリーの全感覚祭のようなことはやらないと思う。でも、ここまではっきりと楽曲で歌ってくるとは思わなかった。前作の赤のイメージは今作にも続いているけれども、この曲に通底しているのは、深い深いグレーだ。濁っているようにも見えるけど、とても澄んでいるようにも見える。きっとこれは「にごり・よどみ」も含めてリアルだからだ。リアルなうえで、とても繊細で、ある種ロマンチックだと思う。でも夢想的ではない。ロマンをしっかりとリアルに届けたい感情がここには迸っている。

 

この曲ではっきりと、最初に彼は「これは政治の歌ではない」と歌っている。そして、政治と言葉にしたときに浮かぶのは「花を見て笑う好きな人の顔であるべきだから」とも。そして、東京についても「この街に価値は無いよ 命に用があるの」と歌っている。ここで届けられる言葉は、政治というワードで本来くくられるものではなく、あなたに届けるべきものなんだ。そして、更に本来はその政治とはあなたであるはずなんだ、ということ。漠然としたものではなく、あなたの命の鼓動を求めていること、多くの命が灯されている東京でも、そこでみつめるのは一つの大事な大事な命であること。

 

そう考えると、極めてソロワークの延長上であるようにも思う。とてもとても尊い楽曲。そして、同時に、そんな言葉でただ解決してはいけないもの。この詞につめられた今のリアルは、独りよがりにリスナー(僕)が曲を聞いて終わってよいものではない。終わらせられるものでは無い。多くの現実をしっかりと見つめて、行動を促すものだ。

 

この曲は1月29日にリリースされるアルバムの先行公開曲だ。そしてアルバムのタイトルは「狂(KLUE)」。きっとそこに収められている楽曲は、鏡のようなものである気がする。聞く僕らに向けられた鏡に映った自分は狂っているのか。狂うとはそもそも何なのか。

でも、そんな理屈よりも、まずは早く聞きたい。ただただ聞きたい。

 

 

狂(KLUE)

狂(KLUE)

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  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD
 

 

第70回 紅白歌合戦

今年も見ましたよ、紅白!!

 

色々と言われましたが、今年も「歌」については、本当に素晴らしい場面がいっぱいあったと思います。特になんといってもやはり氷川きよしさんですよね。本当に目が輝いていた。レコード大賞での発言も含め、今彼は自分で作り出した本当のピークポイントを迎えているんだろうと思います。とてもとても素敵でした。

 

トリのMisiaと嵐はどちらも素晴らしかったです。Misiaの歌が素晴らしいのは今更言うまでもないですが、明確に多様性を打ち出した虹色の演出は、今だからこそできる最高の表現であったと思いました。嵐も「Turning Up」はとっても良かった。見事なJ-POPのアップデートを果たしていると思います。あと、改めて嵐のユニゾンって本当に良いです。あの声の重なり合いは彼らにしか出せない。

 

嵐に関しては、米津玄師との2020コラボワーク「カイト」もあって、これは相当に期待していましたが、それをしっかりと超えてくる曲でした。当然オリンピックを意識した歌詞だろうと思いますが、そこに「父は言った「逃げていい」と」という歌詞は鮮烈でした。他には有り体ともいえる詞に見える箇所もありますが、米津さんは、「絆」等ではなく、「人」「自分」と徹底的に向き合った、より人としての本質を描いている。これは、漠然と応援歌として聞くこともできますが、この曲と本気で向き合うと、自分と対峙することを求められると思います。流石です。

 

KingGnuは格好良かったっすね!最高でした。完全に正面突破の真っ向勝負。白の照明が印象的なシンプルな演出も良かったです。

 

竹内まりやさんも良い歌声でしたー。セットも含め、完璧でした。演奏なし(見えない?)だったので、「カモン!ヤマタツ!!」の願いは空しく響きました…。

三浦大知さんも良かったし、改めて個々で見ると今年も見せ場は多かったですね。ただ、見終わった後は、正直「今年はイマイチだったな…」と思っておりました。

 

その原因は演出だったと思います。正直疑問が残る点が多かった。

 

まず、演歌を若い世代でも楽しませようとしているのはわかるんですけど、演出パターンがマンネリなのと、楽曲、アーティストへのリスペクトがあまりにも足りないように感じました。特に五木さんの演出はちょっと無いんじゃないかと。武田真治サックスは良いですけど(僕大好きです彼のサックス)、ナイナイ岡村は(本人が悪いとかじゃなく)ノイズでしかないし、チコちゃんのドラムもやりすぎに感じました。

 

また、総合司会がウッチャンゆえ、ライフを軸にした演出も、あまりにもワンパターンというか既視感しかなかったですし(これもウッチャンが悪いわけではない筈)、司会陣も見たことがある方々だったことも含め、新しい演出が全くなかった。個人的には乃木坂のウッチャンも蛇足に感じました(最後の白石さんの表情は面白かったですけど)。

 

あと、賛否あるのは当然でしょうが、僕はAI美空ひばりはナシでした。まず、そもそもAIというかCGってこんなもんですかね??僕にはドリームキャスト(昔のセガのゲーム機)のシェンムーくらいにしか見えませんでした…。少なくとも命は宿っていない。でも、あくまでもCGであろうということで、意図的なのかな?という気もしました。声もボカロ的なフィルターがかかった人造的なものに聞こえましたし、あの秋元先生のいかにもな歌詞も受け付けなかった。故人にアレを歌わせるのは、親族がアリでもダメだと思います。

 

ただ、紅白戦ってんだろうな、と思った面もありました。よりいっそう今回は赤と白の戦いが形骸化していたように思えたんですが、あれは意図的だったと思うんです。赤と白、男性と女性にわけることのナンセンスさ、前時代性を理解しながらも、いかにして多様性を反映させるか。紅白無くせばいいじゃないか、とは言っても旧態依然とした一部制作サイドや長年の視聴者を考慮するとそうそう変えられない。そういう葛藤が反映されてたんじゃないか、と勝手に思って見ていました。

 

あと、今年はオリンピックづくしになるんだろうと思ってはいたんですが、フタを開けてみるとそれ以上にラグビーづくしでビックリしました。ラグビーは僕もめっちゃ見てましたし興奮しましたが、その後のメディアのかかわり方が、バラエティ的な下世話なものばかりで、正直萎えたというか、お腹いっぱいな感じがあり、紅白もその枠から全くもって出ていないと思いました。

 

オリンピックについても、個人的にはスポーツと音楽は結果的にミュージシャンからの発信やリスナーの結びつきでつながるものであり、こんなにも早くからメディアが加担して(音楽番組で)盛り上げるものではないと思っているんですが(東京でのオリンピックの良し悪しはここで書くものでもないので書きませんが)、今回の紅白は基本的には過去の名曲集であり、2020に加担するものですらなかった、という印象です。そして、今年(2020年)の紅白は、間違いなくオリンピックづくしになるでしょう(というか、中東がかなりキナ臭くなってきた今となっては、それを願ってすらいますが)が、それが一体どのようなものなのか。おそらくオリンピックで発信されるであろう日本の音楽、芸術などなどなどがいかなるものなのか。

そしてより重要なのがオリンピック後でしょう。オリンピック後日本のメディアは、音楽は、(ていうか国家は、かもしれないですけど)どうなるのか。それが色濃く反映されるであろう紅白はいかなるものになるのか。約1年後の紅白がどうなるかここまでわからない年もないでしょうから、一先ず今年が良い一年になることを願って、勝手に総括としたいと思います!!!!

 

今年も宜しくお願いします!!!