あ、ギターがイマイチでしたね

アラフォー男子inHokkaido。音楽知識は無いけど、大好き!無知ゆえ書けるブログを目指します!あと、興味のあるものをつらつらと…

動画【Mr.Children「Dance Dance Dance」from Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸】

びっくりしました。

いやいや、これミスチルですかー???ぐらいの!!

ここのところのツアーのミスチル、桜井さんが凄い、というのは何かにつけ聞いたことはあったんですが、これマジ凄い。

ていうか、僕の知ってるミスチルのライブとは別物だったので、本当に衝撃を受けました。

僕自身、そこまでミスチルファンというわけではなく、というかファンだった、という感じでして。

それこそ、このDance Dance Danceを含む超大ヒットアルバム「Atomic Heart」リリース時はめっちゃ好きでした。深夜の音楽番組で見た「Replay」でハマり(その番組でインタビュアーが「B'zに勝てるのはミスチルしかいない」と言ったら桜井さんが「ミスって散る」と言っていたのを今でも覚えています・・・)、その後CROSS ROAD(これはドラマタイアップだったんですが、すぐにヒットしたのでは無かったと記憶してます)、innocent worldで一気にスターダムを駆け上がっていくのを興奮して追っていました。

僕の中ではその後、休止後の復活作「DISCOVERY」をピークに、何が、ということもなくファン熱が冷めていき、一時期はむしろあまり好きでは無くなっていたのです。何でですかね、ちょっと彼らの音が、世と離れた印象があったのかもしれません。でも、コバタケさんを離れた後あたりからまたちょっと興味を持ちだして、最新作は聞いていない(サブスク解禁してないので・・・)ですが、それこそサブスク解禁後、改めて聞いて「やっぱいいじゃんミスチル」と偉そうに思っていました。

 

そんな中、この映像作品リリースに合わせて公開された、ライブ映像。

本当にびびりました。最初に書いたように、僕の知ってるミスチルでは全く無かったんです。

 

僕は生で見たのは10年位前のライジングサンだけです。が、ファンだった頃はライブDVDとかも買って見ていたと思うんです(定かじゃ無くすみません。オッサンの記憶のしょぼさです・・・)。もちろん、当時から素晴らしいライブだったんですが、今とは決定的に違う点があり、正直僕はそこがあまり好きではありませんでした。

 

それは、「ライブバンドとしてのMr.Children」です。

 

簡単に言ってしまえば、ギターとベースがイマイチ聞こえないんです。

 

聞こえない訳はないのですが、弱い。見た目の印象通り(失礼)弱い。

良く言えばとても「洗練」されていたんです。コバタケさん時代のミスチルの音。

ドラムのJENさんは見た目通り目立つ(失礼)ドラムプレイを当時からしていて、それはとっても好きだったんです。でもとにかく田原さんと中川さんが、どこぞのバンドのサポートメンバー以上に前に出てこない。存在も音も。

と、思っていました。

 

が、このライブでの演奏はまーーーーーーーーったく違う!!!!!

確かに存在は控えめですが、音がガンガン前にでてくる!!!そしてめっちゃ格好良い!!

こうなってくると存在の控えめさが逆に一気に格好良く見えてくる。

百聞は一見にしかず!!!ご覧くださいドーン!!!!

 

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あぁ、もう超絶格好良い。シーンのトップを走り続けたバンドしかだせない余裕とそこに添えられる粗暴さ、荒々しさよ!!!

 

ていうか、このお二方。驚くほど昔と印象変わらないっすね…。凄い。

田原さんって、結構若手のバンドへのアンテナも張ってらっしゃる方でしたよね???

そういうこともあってか、見た目もプレイも余裕はあるんだけど、しっかり今のシーンと戦っているリアルな印象がしっかりある。

なんか、バンドマンですよね。バンドマン。擦れてないっていうか。

 

これ見たいなぁ…。でも買うのはお金がねぇ…。いや、マジ厳しいっすよ(知らんがな)。

ライブ映像もサブスク化しないかしら、というのが僕の最近の願いです…!!!

絶対ほかの曲もめっちゃ格好良いですよ!!!

 

もちろん、桜井さんの存在感は言わずもがな!!!です。

Maison book girl 「SOUP」

この曲について書こう書こうと思っているうちに日が経ってしまいまして・・・、気が付けば次作「umbra」のリリースが7月31日とそれなりに迫ってまいりまして、「やっべぇ、これについて書かないと次のは書けねぇ!」と至極勝手に思い込みが深まりましたので、書かせていただきます。リリースは4月の3日でした!

 

Maison book girl(以下ブクガ)は、皆様ご存じのようにサクライケンタ氏の徹底したトータルプロデュースにより、デビュー当初より、非常にハイレベルに構築された世界観と変拍子を多用する、こちらもものすごくクオリティの高い楽曲が特徴です。ので、様々な方面から非常に評価が高かったのですが、同時にその楽曲は「どの曲も似ている」「ワンパターン」という声もあったかと思います。

 

個人的には、確かに一聴して「ブクガだ!」とわかる楽曲は、似ていないとは思いませんが、非常に中毒性があって、何度も聞く魅力があると思います。ただ、この先どのように変化していくのか、どのような方向性に進んでいくのか、というのはとても興味深く聞いていました。

 

で、今作「SOUP」です。

 

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今作で、ブクガはこれからの変化にむけ、大きく舵をきったと思います。

 

確かに表題曲「鯨工場」は、まさにブクガ節とでもいうべき、いつもの彼女達の楽曲そのものです。が、そこに描かれている世界観は、大きく変化を感じさせるものです。

 

まず、歌詞にとうとう「本の家(Maison book)の少女(girl)たち」という彼女達そのものが登場しました。

 

夢の中のあの話 本当はどこかで続いていた

本の家の少女たち、気づかないまま

 

と、夢(yume)とは別の(?)フェーズにいることも感じさせます。

 

そして、「レインコートと首の無い鳥」に代表される「首の無い鳥」と対を成すであろう「体だけ無い鳥」「首だけの鳥」というモチーフが現れました。

 

つまり、楽曲的なふり幅ではなく、ストーリーを展開させることで、確実にブクガは次の段階へ行こうとしているのだと思います(全然見当違いだったらすみません!もし、「首だけの鳥とか前にも出てるよおバカ!!」とかあれば、ぜひコメントで教えて頂けると非常に助かります。その際は修正させていただきます!!)。

 

そして、この「鯨工場」と2曲目「長い夜が明けて」には「鯨」というモチーフが共通しています。そしてどちらの曲にも「鯨波(とき)の街」という場所が出てくる。鯨工場には「鯨の歌声」という歌詞もあるのですが、この「鯨波」。「とき」もしくは「げいは」と読むようで、この曲では「とき」という呼び方で登場します。僕は意味が全くわからなかったので、調べましたところ

 

「合戦で、士気を鼓舞するために多人数の者が同時に発する叫び声。戦闘のはじめ、大将が「えいえい」と叫ぶと部下一同が「おう」と答えた。ときの声」(Weblio辞書より)

とのこと。鯨関係ない!!!

 

でも、ここでは「鯨波」ではなく「鯨波の街」であり、ある種のモチーフであるのでしょう。もしかしたら、白昼夢、パラレルワールド的表現が多い彼女らにとって、他世界なごりとしての「鯨」なのかもしれません。

 

現在公開中の映画「海獣の子供」でも鯨が非常に大きな存在として出ていますが、同様にここにおいても鯨という存在は様々な意味をもつのではないでしょうか。

 

さらに、この「長い夜が明けて」というタイトルもとても意味深ですが、歌詞を読むに、明けた夜の先、が、終幕を告げるものではなさそうです。楽曲的には、この曲は今までの彼女達とは違う、非常に感情を前に出した歌い方とメロディがとても印象的です。

終盤のノイズで寸断された後に続く歌詞には「夜の無い世界が始まってゆく」とあります。これは…!?!?

 

長い夢のような、今もその夢の中のようなすこぶる不安定な世界軸の上に成り立ってきたものが、この後どのように展開するのか、次作「umbra」では何が描かれるのか。

umbraは影という意味があるようで。そこに収められる楽曲は「闇色の朝」「シルエット」と影・闇を感じさせるもの。でもそこに「朝」がつけられていることを考えると確実にこの「夜が明けた”先”」の世界がそこにはあるのだろうと思います。「長い夜が明けて」にも「闇」「影」という歌詞はすでに登場しており、考えれば考えるほど、あぁ早く聞きてぇ!!!!という気持ちになる。なりますよこりゃね。サクライ氏の思うつぼですよ。

 

でも!思うつぼでかまわないので早くききたーい!!!!早くコイコイ7月31日!!

 

でも、人生日々大切なので、1日1日大事に生きていきます!ではまた!!

 

 

SOUP(初回限定盤 CD+BD)(特典なし)

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きのこ帝国 活動休止によせて

5月27日をもって、きのこ帝国がバンドの活動休止を発表しました。

これだけ充実した活動期にどうして、という反面、佐藤さんのソロワークも非常に充実しているし、「きのこ帝国」である必要が無くなったのかな、と思いましたが、理由はベース谷口さんが家業(寺)を継ぐため、とのこと。びっくり。それこそバンドとして過渡期にあるようには感じていなかったので、本当に自分と向き合ったうえでの決断だったのだろうと思います。バンドは彼がもし戻ってくることがある時を考え、解散ではなく休止としたそうです。ということは実質解散と見るべきでしょうか。いや、でもお寺DJもあるし…とか思いますが・・・。

 

個人的には、きのこ帝国ほどドラマチックにバンドのさまざまが変化していったバンドも無いように感じています。当初の彼女らは、サウンド的にはシューゲイザー・ポストロックと呼ばれるジャンルで、今のせつなくも煌びやかなものとは本当に似ても似つかないものでした(でも、メロディの美しさ等、変化していないものももちろんあります)。この変化の中心にいるのは、おそらく間違いなくボーカル佐藤千亜妃さんで、当初彼女は中村一義氏みたいな髪型で、帽子を深くかぶり、名前も「佐藤」という性別もわからない、ある種「記号」のような名前で活動していました。そして、歌っている内容も非常に狭く暗い印象が強く、確か雑誌の記事で、だれそれへの恨みだけで曲を作った、というようなことを仰っていたと記憶しています。

 

そのサウンド・バンドの音楽性の大きなターニングポイントが、2013年末にリリースされたEP「ロンググッドバイ」と、変化を強く印象付けた、2014年9月にリリースされたシングル「東京」でした。

今までの音楽性を引き継ぎながらも一気に世界が広がっていき、その音がまとう色が澄んだ青色のようになっていった「ロンググッドバイ」。収録曲の海と花束のMVは、閉鎖的な空間の壁が倒れ、海辺の情景になるという、非常に象徴的なものになっています。

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そして、「東京」がまさに決定打だと思います。

ひたすらに「大切な「あなた」」への歌は、とてもエモーショナルでドラマチックであるとともに、普遍的な「愛」を歌ったものであり、今までの彼女らの印象を大きく変えるものでした。

 

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そして、ここから一気にサウンドはバリエーションが豊かになり、どことなくフィッシュマンズを連想させるクロノスタシスもこの時期にリリースされました。僕、この曲大好きです。

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メジャーへの移籍も相まって、さらに一気にポップさを増し、佐藤さん自身も、大きく印象が変わっていきます。服装や、ヘアスタイルなど、まさに「佐藤」から「佐藤千亜妃」になっていくような。その変化と音楽性は非常に深くつながっているように思えました。彼女の見る世界、感じたものがこのバンドの世界観に深くつながっているのだろうと思います。

 

そこから今に至るまでの変化は、多くの方が知るところでしょう。現在はもともと続けていた「クガツハズカム」というソロ弾き語りとは別に、個人名義のソロワークも行い、砂原良徳氏とEPもリリースしました。僕は、この休止報道を聞いたとき、おそらく強く強くこの「きのこ帝国」というバンドを必要としていたであろう佐藤さんが、その鎧のようなバンドを必要としなくなったのかな、と思いました。そして、他のメンバーも、どこか所在なさそうなところが印象的(特に男性陣)だったので、あぁ、彼らはきのこ帝国が無くても本当に大丈夫なのかな(と超勝手に)と思いました。

 

が、まったくもって予想外な理由でした。でもその「家業を継ぐ」という理由は、彼女らがこのバンドをとてもとても愛していたからこその決断のように感じます。バンドを・メンバーを皆が大事に考えていたから、その一人一人の人生としっかりと向き合ったがゆえ、この「休止」に至ったのではないでしょうか。

 

続いていくこの先の世界に「きのこ帝国」が活動を再開するのかはわからないですし、もしかしたら別のメンバーを加えることも(今は考えられなくても)あり得るのかもしれません。でも、このバンドが今までリリースした、すこぶる誠実な楽曲たちは、本当にこのメンバーで、この時にしか生まれえなかったものなのだろうと思います。

 

曲のタイプこそ違えど、本当に名曲ばかりのバンドです。そして、いつまでも聞き続けられる曲たちがたくさんあります。

 

それぞれの皆さんが、この先素敵な音を鳴らしてくれることを(それが音楽じゃなくっても)、とても楽しみにしています。

 

 

 ↓今のところの最新作のアルバムを貼っておきます!

今改めて聞くと、ある種総括のような傑作だと思います。

タイム・ラプス(初回限定盤)

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ももいろクローバーZ「MOMOIRO CLOVER Z」

ももクロちゃん5枚目のオリジナルアルバム。

グループ名に「Z」を冠したのが2011年なので、約8年で5枚というのは(しかも3rdと4thは同時発売なので、実質4枚)、ピーク期が短いとされることの多い女性アイドルとしては異例の少なさだと思います。これは、スタッフの方々が、大切に大切にグループを育てた故だと思います。ちなみに僕は1stの「バトルアンドロマンス」をツタヤでかりて「おぉ!」と思い、極楽門のDVDを見てガッツリはまりました!(知らんがな)。

 

初見、奇抜でカラフルな衣装や、アクロバチックなダンスが目を引いた彼女らは、この1stで、今でいうところの「楽曲派」や普段アイドルを聞かない層の一部に「ていうか、曲めっちゃ楽しいし、良い曲ばっかじゃん!」と注目され、人気が広がっていく非常に大きなきっかけになりました。CDショップ大賞を受賞したというのも、このアルバムを象徴する感がありますね。

 

で、2nd。これ、リアルタイムで見てた人は、本当に衝撃でしたわな。アイドルなのに顔がトゲしかない(形態もある)っていう。サウンドも、TeddyRoidのEDM的、ロックオペラ的楽曲に代表されるトガったものに変化。そしてヒャダイン氏キレ気味にツイッターで愚痴る(和解済み)という…。でも、いま改めて聞くとサラバやら灰とダイヤモンドやら、ポップだし良い曲も多い。そう考えると、あのヴィジュアルイメージとネオスターゲート・バースオーバースあたりによって作られた印象の気もします。

 

そして、そのサウンド以上に、描く詞世界が大きく変化しました。この2ndの「5TH DIMENSION」5次元というタイトルや、その先のシングル「GOUNN」での仏教的世界観。輪廻転生やパラレルワールド、次元上昇等スピリチュアル的なワードが増え、完全に唯一無二の世界観が構築されました。それの大きな大きな一つの到達点が、2枚同時リリースの3rdと4th。「アマランサス」と「白金の夜明け」だったと思います。

 

生命の誕生から終焉を描く「アマランサス」、そのパラレルワールド、別次元を描いた「白金の夜明け」は圧倒的に重厚な世界観をもちながらも、彼女らの明るさや表現力により、大傑作アルバムとなりました。清竜人氏・堂本剛氏ら、新たな作家陣も加わった楽曲群は本当に素晴らしかったし、そのコンセプトにそのままでは合わなそうなシングル群も見事にアルバムを彩っていたと思います。その世界観を再現したツアーも、よりエンターテイメント性を増し、凄く良かった(いや、ブルーレイで見ただけですけどね…)です。

 

と、ここまで私感を勝手気ままにツラツラ書きましたが、ここからは一層自分勝手な意見になりますので、ファンの戯言として読んで頂けると…。

 

個人的に、ここから先のシングルが、僕はハマりませんでした。青春賦は映画も含め、とても良かったと思います。でもあれは、本流ではなくあくまでも映画の曲だと思うので。

 

とにかく、僕は「ザ・ゴールデンヒストリー」が「うーん…」という感じでした。完全に完成された4thまでの世界観のその先を描くことを避けているように見えたんです。メロディもそこまでピンとこなかったですし。そして、その後の「BLAST!」から最新作「Sweet Wanderer」に至るまで、その「うーん」感が続きまして。いや、曲単体については「天国のでたらめ」とか素晴らしかったと思うんです。でも、今のももクロちゃんが歌うものがなんなのかがいまいちわからなかったんです。あと、彼女らが大人になっていくに従って、やたらおめでたくカラフルな衣装にも個人的に(これは本当に個人的思います)違和感を感じておりまして、このままだと一部のファン(モノノフ)のみがももクロちゃんを聞く、もったいない状況になってしまうのではないか…と。メンバーはずーっと本当にすんばらしいと思うんですよ!!テレビやネットで見る彼女達はずっと仲良しで、強い向上心をもちながらも弱さを否定しなくて。いつ見ても本当に泣きそうになります。だからこそ、最近の楽曲群が彼女らにあっているのかがわからなかったし、過去の曲も今のメンバーにフィットしているようには正直感じませんでした。

 

で、今作。セルフタイトルを冠した「MOMOIRO CLOVER Z」です。

 

本当に素晴らしいアルバムでした。最高です。もう一度書きます。最高です!!

 

ここ最近のシングル群も、このアルバムで一気に輝きました(、というか、僕が最近の曲の良さに気づいていなかった、ということなんですが…)。間違いない最高傑作だと思います。

 

彼女らが今描きたい世界は、ファンタジーではなく、徹底して今の自分たちの・僕たち私たちの日常であり、それをそっと支えていきたいんだ、そのためのシングルだったんだ、ということをこのアルバムで感じました。

 

このアルバムは、「ロードショー」で始まり「The Show」で終わります。色とりどりな楽曲群も含め、一つの映画のような、ショーを見るような一枚。そして、主役は彼女達と「自分(リスナー)」です。その詞が描くものは、今まで以上に彼女ら自身を描いていて、且つ、そこには「私たち」がいます。

 

ショーは華々しく「ジュリアナトーキョー!!!」なサウンドで幕をあけます。かなりびっくりしました。歌詞もショーの始まりを告げるもの。でも、最後の「The Show」はすごく身近で温かいアレンジで

 

人生はまるで 迷路みたい

愛はね 謎々みたい

がんばっても もう一人じゃムリ

どうしたらいい?

くじけそうになるけれど

本当は怖いけど

平気なフリで 考えすぎず

人生というショー

楽しみましょう

 

と歌います。今思えば、Re:StoryもSweet Wondererもただただひたすらに身近な関係性を温かく、優しく歌っていたんだと思います。

 

Sweet Wondererの歌詞

 

ありのまま生きていいんだよ どこまでも君のままで

 

というのが、今の彼女らの真ん中なのではないでしょうか。

泣けます。素敵すぎる…。この歌詞元チャットモンチーのクミコンなんですね。クリスマスシングル以来だと思うんですが、凄く良い歌詞です。

 

僕は、最近の楽曲の中核を担う「invisible manners」があまり好きではなかった(好きな曲ももちろんあるんですが)のですが、それが、「今のももクロちゃん」がわかる(気に自分がなる)と、一気にすごくすごく良さがわかりました(単純)。The Diamond Fourとか最高です。すごく格好良い。なんというか、別の世界に行かなくても、今一歩歩き出したところからその世界を作り出して変えていける力が彼らの曲にはあると思います。

 

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今作のヴィジュアルイメージや衣装も素敵です。凄く今の彼女達に合っていて、とても格好良いです。

 

今作は、サウンドも一気にブラッシュアップされました。トラックがゴージャスなんですけど、無駄な音が一気にそぎ落とされて、しっかりと今の時代のトラックになっています。同時に今の彼女らに似合う衣服(のような楽曲)になっています。

 

曲順も見事。個人的にはボーナストラックの令和ニッポン万歳!は蛇足な気もしていたのですが、レビューを見ると非常に評価は高いですし、今までのももクロも決して置いていかない彼女らの優しさのような気もします。それに、日本の都道府県特産物をピックアップし、東北がんばれ!に帰結していた1stのバージョンと違い、今作は今までの彼女らの歩みを描いたもので、最後は「みんな」に帰結します。それをセルフタイトルのこのアルバムに持ってきたというのは、ある種4人として第2のデビューアルバムとして、素敵だと思います。

4人である、というのは、すごく4者4様でありながら、声の幅が似ていて、とてもまとまりがある反面、やはり有安さんのパワーと、良い意味での「違和感」が恋しくもあります。でも、作品に通じる「身近さ」はこのDiamondFourだからこそ生まれるというのもあるのだろうと思います。

 

違うトビラとしてCHAIやGLIM SPANKYの楽曲は、次へとつながっていく印象がありますし(CHAIのはちょっとCHAIに寄せすぎている気もしますが(笑))、それらも含めて、「今のももいろクローバーZ」はこういうグループである、という名刺になる1枚。本当最高の1枚です。

 

これからの彼女達がどこへと向かっていくのか。すごく楽しみですし、ファンも含め、皆幸せになればいいなぁ、と思ったりします。

今作を僕はサブスク解禁を待って聞いたのですが、本当に素晴らしかったので、改めてCDで購入したい、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

米津玄師「海の幽霊」

映画「海獣の子供」主題歌であるこの曲。映画もとても興味深いです。

先日MVがyoutubeにアップされ、僕は仕事中だったのですが、たまたま聞ける環境にいたので即見ました(おい)。そして、こんな半端な状況で見るべきレベルのものでは無かったことを後悔しました…。

 

凄い。とんでもない一曲。何というか、根本的なレベルが何段階も違う。

 

まず、わずかなピアノの音に続きすぐに歌い出す

 

開け放たれたこの部屋には誰もいない

潮風の匂い滲みついた椅子が一つ

 

というそれぞれの脳裏に明確に情景が浮かぶ歌詞が、重厚なコーラス(オートチューン?→デジタルクワイアと言うそうです。今日ナタリーさんの記事で知りました!)とともに歌われ、美しいBメロを経て、

 

星が降る夜にあなたに会えたら

あの夜を忘れはしない

 

と歌われるサビがもう、もう本当にたまらない。凄い。

メインのボーカルの声と、コーラス、演奏がほぼほぼ同じレベルで響く。声が音のようになり、それは波の音のようでもあり、海の中での呼吸のようでもある。

そして、再びAメロBメロの後、サビにいかずに間奏へ、そしてサビへ至る流れが本当に美しい…!!!

音楽が景色そのものになっているくらいに雄弁に語る。

 

あと、オーケストラというか弦楽器の扱いが凄くきれいだと思います。最近星野源さんとかもそうですが、ただただ曲をドラマチックに仕立てるために弦を使うのでは無く、明確にそこにその音が「必要」で弦を使うことが増えていて、それがとても効果的だし、綺麗です。

 

そして、いうまでもないのですが、このMVは、映画「海獣の子供」の映像で彩られているのですが、これがひたすらに美しい。海の美しさ・温かさ・静寂・恐ろしさ・おぞましさ…、命そのものである海をたった4分ほどで見事に描いている。当然これは映画のシーンからの抜粋なのでしょうが、これ自体が明確に一つの作品として完成されている。

 

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米津さんは、大ヒット曲(というか、未だにヒットし続けているバケモノのような曲)Lemonの後、到底一般的なヒット曲とは違うベクトルの「Flamingo」をリリースしました。そして今作。最早、彼の曲は「ヒットの定石」そのものを変えている。アーティストが、ポップでドラマチックなシングル曲でファンの心を掴み、そこからアーティスト自身が敬愛する洋楽的な曲やよりディープな曲へと導いていくような流れが今まで多くあったと思うのですが、彼は、そもそもシングル曲でさえも、その深さを持ちながら、何よりもポップでドラマチックという、とても理想的な、とんでもない段階に達しているように思います。

 

この曲の最初から最後まで、ひたすらにドラマチックでファンタジックなのに、現実よりも生々しいような生命の鼓動そのもののような音が鳴っています。是非是非劇場で聞きたい!!!!

 

 

マキシマムザホルモン2号店 (ガチンコザホルモン#15を見て)

僕は正直、そこまで熱心なホルモンファンではない(何枚かのアルバムをレンタルで聞いた程度)ので、この「2号店」企画を「すげぇこと考えるな」「でも、ホルモンらしいな」くらいに思っていて、youtubeにてドキュメント(一部茶番)を公開していることも知りませんでした。

それで、ビバラに出たこともちょっとどこかで聞いた程度の記憶だったんですが、facebookの鹿野さんの書き込みや、兵庫慎司さんのreal soundの記事

realsound.jp

を見て、興味を持って最終回である#15を見ました…

いやぁ、これはグッときますわ…。ちゃんと#1から見るべき代物でしたわ…。

要はマキシマムザホルモンというバンドをフランチャイズ化し、2号店を作ってホルモンの曲を歌う別バンドを作ろう!!という企画なのですが(なのですがって普通やらないですがね…)、全員のホルモンへの愛情(むしろ愛憎レベル)が凄い。フェスとかでも、ホルモンのファンの方(呼称:腹ペコ)って、ホルモンというバンドへの愛情が半端ないというか、レベルがちょっと違う気がしていたんですが、その2号店に応募しようというのだから、その次元がさらに違う。その皆様が、本家とともに公式に2号店を作ろうというのだから、そりゃ凄いよね。すごい。

そして、結果として2号店のメンバーが決まるのですが、セミプロみたいな方や、マジプロのオメでたい頭でなによりの赤飯氏(でも、彼はもともとニコ動で一人でホルモン歌う動画で話題になった方だそう。本当に愛がそこらじゅうに溢れてるぜ…)など、実力者が選ばれてる。ベースのわかざえもんさんなんて、こっからガッツリ人気がでそうだし。でも、「歌と6弦(ギター)」担当のヨシムラタクマさんが、ライブ経験がなく、社会との繋がりも苦手な、素人かつ、人前に出られないタイプ、という方で…。正直どうなるのか…という感じでしたが、これが本当に本当に本当にすごくよいのよー!!!

確かにほかのメンバーが明確に個性を持っているのに対し、彼は完全にホルモン亮くんの真似の域だと思うし、声も正直でてるとは言い難い。でも、その彼がホルモンへの愛情というただただ1点のパワーから、自分の開かなかったトビラを開いて、メンバーの力を信じて目の前のお客さんにむけ、「2号店」をぶっ放す姿がとってもとっても素敵なんですよー!!!こりゃ泣くよ。泣く。だってファンでもないし最終回しか見てない(見ろよ←本当に良かったので、1回から見させていただきます…)僕が泣くもの。

上記の兵庫さんの文章で書いてらしたように、見ている方には、彼自身に「腹ペコ」、自分自身を見た人も多かったんじゃないでしょうか。それも含めて最高のドキュメンタリーでした。素晴らしいです。

あと、第5のメンバーとして、DJ DANGER×DEERが加わっているのが本当に良い。ここに彼を配するのはこのプロジェクトの大成功の大きな要因だと思います。どのようないきさつで選ばれたのかは15回のみを見た僕が語る資格はない(見ます、マジ見ます)ので、アレですが、さすがホルモンだなぁ、と思います。彼は被り物をしてるんですが、その正体は世界的EDM DJ/プロデューサーのKSUKE(ケースケ)さんとのことで(ごめんなさん、EDM疎くて…)、そのスキルは本当に見事で、まだ出来立てのバンドを一つに束ねることにおいてすごい効果的だし、ただのコピーバンドではなく、サウンド的にも別の方向性を持つ、大きな可能性を持ったバンドにすることにおいて、ものすごく貢献していると思います。

単純に2号店のライブみてぇ!!という気持ちになりました。赤飯(関はん)氏も「芸達者!!!」という感じをホルモン愛が大幅に上回っていてすこぶる格好良いです。

 

というわけで、ホルモン詳しくないくせに、モーレツに興奮したので、書かせていただきました!!!!

The Japanese House 「GOOD AT FALLING」

本日、ワタクシ休日でございまして、先日Twitterにていつもいつもお世話になっている「雨と休日オンライン」様のツイートで知ったアーティストを、そのときは他の曲をかけていたので、とりあえずライブラリに入れており、それを思い出したので、さてさて聞こうと思って探しておりました。

 

 

が、

名前を

わすれましたー!!!!

 

というわけで、捜索(ライブラリを)。

するとどうでしょう。このジャパニーズハウスというアーティストを発見。

 

探していたのはこれでは無いことはわかる(探していたものは今現在まだ発見できておりません!(おい))。でも、素敵なジャケだ。(ていうか、このパソコン、ジャケってうつとまず鮭と変換されんのか。北海道ver.か)

ていうか、いつこれをライブラリ保存したのか全く覚えていない。きっと上記と同様のカンジで誰かがすすめていたものをとりあえずライブラリに入れて忘れたんだろう。

でも、素敵なジャケ(鮭)。聞いてみませう。と聞いてみました。

 

 

 

ウォー!

 

スッテキー!!!!!

 

素敵ィィィィィィィ!!!!

 

 

なまら好き。なまら好きな感じです。

そして調べたら衝撃!

 

日本のアーティストじゃねぇぇぇぇ!!!!

 

イギリスはロンドンを拠点に活動するグループで、Amber Bainさんという女性を中心にしたバンドのよう。プロデュースはThe1975のメンバーで、ツアーもともに回っているみたい!!デビュー。2015年当時は19歳(!!!!)。

 

すげぇな。センスの塊だな。

 

音数の少なさや、しっかりとしたボトムを感じるサウンド(すみません、いつも同じような表現で…)からは、まさに「今」の音を感じるけど、メロディはとっても甘くてドリーミーで、どこかシューゲイザーのような雰囲気もあって(ノイズはありません)、エール(air)とかにも印象が近いかも。今の日本のシーンだとパエリアズが僕は浮かびます。そう考えるとどんどん世界のシーンがどんどんつながっていっている気もしますね。

 

ボーカルは女性なのだろうけど、非常に中性的な感じがする。シガーロスとか。

 

サウンドはひたすらに気持ちがよく、メロディもとっても心地よい。普段邦楽を聞いている人でもとても聞きやすいと思います。僕がそうですし。サカナクションとか雨のパレードとかリリリミット(モーモーマもね)とかが好きな人もきっと好きだと思う!!

 

で、何というか、これ本当に場所を選ばないアルバムだと思います。

都会でも田舎でも、海でも山でも。朝でも夜でも。広いホールでも、イヤフォンでもカーステでも。アップルのCMでも風景のイメージ映像でも。

どれでも凄く合う。そしてその空間を一つ上にあげてくれる。しっかりと音楽と向き合うときにも良いし、ながらで聞くこともできる。

一度聞き始めるとやめ時を見失う魅力的なアルバムです。

 

PVもぜひどうぞ!!

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Good at Falling

Good at Falling