ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

2020年間ベスト(邦楽一般)

女性アイドル部門に続いて、邦楽一般です。

では、よろしくお願いします!!ハイ、ドーン!!!

 

 

アルバムオブザイヤー 小沢健二 「So kakkoii 宇宙」

 

ベストソング 米津玄師 「海の幽霊」

 

ナイスアルバム10選(順不同)

        マヒトゥ・ザ・ピーポー 「やさしい哺乳類」

        集団行動 「SUPER MUSIC」

        Official 髭男dism 「Traveler」

        ズーカラデル 「ズーカラデル」

        長谷川白紙 「エアにに」

        ヨルシカ 「エルマ」

        BUMP OF CHICKEN 「aurora arc」

        GRAPEVINE 「ALL THE LIGHT」

        Mrs.GREEN APPLE 「Attitude」

        赤い公園 「消えない(EP)」

 

 

ナイスソング10選(順不同)

       King Gnu 「Teenager Forever」

       雨のパレード 「Summer Time  Magic」

       RADWIMPS 「グランドエスケープ(Movie edit)」

       TK from 凛として時雨 「melt (with suis)」

       折坂悠太 「朝顔

       中村佳穂 「LINDY」

       集団行動 「キューティクル」

       木梨憲武 「GG STAND UP!!(feat.松本孝弘)」

       Base Ball Bear 「ポラリス

       踊ってばかりの国 「ghost」

 

以上です!!

今年はアルバムと単曲でそれぞれ10作選ばせて頂きました。アルバムと単曲はかぶらないようにしてますので、無論アルバムの方にもナイスソングはたんまりあります。

 

アルバムとしてベストは小沢健二氏のアルバムを。単純にリリース後、めっちゃ聞きましたので!歌詞にせよ歌声にせよ、様々に言われることのあるオザケンの今作ですが、情報量、伝えようとする熱量がとにかく凄く、また、地球上の様々な地域で、多くのもの・ことを、見て、聞いて知ってきた彼が、現在届けようとする作品は我々にとっては興味しかないですし、それを彼の感性で生き生きと届けてくれたこの作品はこの2019年に届けられたもののなかで、圧倒的オンリーワンで、(ナンバーワンという順位の中に置くのはふさわしくないかもしれないですが)僕にとって間違いなく今年一番のアルバムでした。

 

また、曲単位ではとにかく米津氏のこの曲がブッチギリでした。これは彼にしか作れないし、その曲の持っている力に唖然とし、魅了されました。

 

入れなかった曲の中で、星野源氏のEPは、素晴らしい1枚だと思うのですが、何というか、ここから大きく動いていく過程の1枚という気がして、ここには入れませんでした。

 

各曲について書くととてーも長くなるので割愛しますが、改めて並べてみると、なかなか面白い1年だった気がします。僕は俗に言う(もうあまりその表現を聞かないですが)「ロキノン系」を長年愛するタイプなのですが、近年その直系のような若手バンドがあんまりピンとこない気がしていて、きっとそれはアーティスト本人に「洋楽」というベースが失われたあたりからじゃないかと思っていたんです。それが、ここにきて、定額ストリーミングの影響が出てきているのか、ものすごく雑食にさまざまなジャンルを聞いて、自分の形にする人たちが出てきている気がして、それがとても興味深く、2020が楽しみになる1年だった気がしています。お前だれやねんとか言わないで頂けると幸いです。

 

では、今年もこのブログをご覧いただいたすべての皆様、本当にありがとうございました!皆様にとって2020年が良い1年になることを祈念しつつ、今年のブログを終えたいと思います!よいお年をー!!!

 

 

 

So kakkoii 宇宙

So kakkoii 宇宙

 

 

 

 

 

海の幽霊

海の幽霊

 

 

 

2020年間ベスト(邦楽女性アイドル部門)

今年も書きます!!

今年はアイドルから!!なぜって??邦楽部門は手元に色々ないと覚えていないのですよ…。アイドル部門は自分がapplemusicやspotifyで作っているプレイリストを見ると大体わかるのでゴンス。

 

というわけで、例年ながら自己満足ではありますが…やらせて頂きます!!

でもこれ、後から見ると自分の好きだけど聞いてなかった曲とかが思い出せてマイボケ防止的に便利なのよネ!

 

ではハイ、ボーン!!!

 

 

年間ベストアルバム maison book girl 「海と宇宙の子供たち」

 

年間ベストアルバム候補 私立恵比寿中学 「playlist」

            桜エビ~ず(現:ukka) 「octave

            ももいろクローバーZ 「MOMOIRO CLOVER Z」

 

年間ベストソング maison book girl 「ランドリー」

         私立恵比寿中学 「ジャンプ」

 

2019プレイリスト

1 それは月曜日の9時のように (桜エビ~ず(現ukka) ) 

2 恋のシェイプアップ (ときめき 宣伝部)

3 The Diamond Four (ももいろクローバーZ)

4 LAST DANCE (lyrical school)

5 Never let me back (RYUTist)

6 ゆびさきに向日葵 (開歌-かいか-)

7 Sixteen (原田珠々華)

8 セツナイノチ (南端まいな)

9 形而上学的、魔法 (でんぱ組.inc)

10 黒い羊 (欅坂46) 

10 プリマステラ (つりビット)

11 ジャンプ (私立恵比寿中学)

12 ノーワンダーランド (maison book girl)

 

プレイリストは一応2019年リリース縛りだと思うんですが(そうじゃなくて良いなら、最近Task have Funの「けどハニカミ」をめっちゃ聞いてます。これ超良い曲だよね!!!個人的には3WDよりも好き!)、2018年のもの等あったらすみません…。

 

年間ベストはつい先日リリースされたmaison book girlのアルバム「海と宇宙の子供たち」です。今、どんな形で去年自分が年間ベスト書いてたか確認したら、去年もベストを僕ってばブクガにしてたんですね!!びっくり!!!自分で書いてんのにね!!!!覚えてないのね!!!

 

最後までこの「候補」3枚を含めてめっちゃ悩みました。正直、秋くらいまでは桜エビ~ずで決まりだったんですよ。なんせ僕今年桜エビ~ず38時間spotifyで聞いてたらしい(spotify調べ)ですから!!!!

 

ただ、ある意味このアルバムはベストアルバムみたいなもので、新曲の「せつないや」も素晴らしかったんですが、やっぱり12曲連続リリースラストの「さいしょのさいしょ」が個人的にはもっと突き抜けててほしかった、というのはありまして…。でも、ブクガのアルバムもほぼほぼ先行公開されてる曲が多かったこともあって聞いたことある曲が殆どだったんですが、その数少ない聞いてない曲である「ランドリー」がマジですんばらしかったんですよ!!!

 

www.youtube.com

 

というわけで、そういう最終的インパクトも正直あったようにも思います。それに、ブクガとエビ中のアルバムは12月18日リリースということもあり、まだ最初に聞いた興奮の中にあるというのも無くはないかと。でも年の最後、おんなじ日にこんな素晴らしいのが同日リリースって、そりゃ興奮しますわね。

 

ももクロちゃんのは、アルバムとしてとても素晴らしかったです。先日の「stay gold」でも書いたように、これからのももクロちゃんがずっとずっと続いていくうえでの指針のようなアルバムでもあったかと思いますし、他ならぬももクロの道を歩いてきた4人にしか作れない世界でした。この先がとっても楽しみです!!

 

というか、もともとそうだったんですが、個人的にはアイドルネッサンスが解散したことにより、一段とスターダスト系のアイドルばかりを聞いた1年でした…。

 

プレイリストは本当に今年よく聞いた曲を並べた感じです。中盤の元アイルネリレーは「どうだこんにゃろう!!すごいだろアイルネはよ!!」というファンの意地です。いや、気付いたら本当にこうなってました。凄いですね(自分が)。原田さんも南端さんもアイドルではないのかもしれませんが、この2曲は本当にいっぱい聞きました。

でんぱ組の曲はただただ「すげえなこれ…」と思って聞いていました。

本当に良い曲ばっかりです。ぜひぜひ気になった方は聞いてみて頂きたいです!!!

ブクガは、このプレイリストを「ノーワンダーランド」でしめたかったので、「ランドリー」ではなく、この曲をプレイリストに入れさせて頂きました!

 

以上です!!!

 

もしかしたら年明けになるかもしれないですが…、邦楽編もアップしますので、是非宜しくお願い致します!!!

 

 

 

海と宇宙の子供たち[初回限定盤A CD+Blu-ray]

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playlist(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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octave

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  • 発売日: 2019/09/11
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ももいろクローバーZ 5th ALBUM MOMOIRO CLOVER Z【初回限定盤B】

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私立恵比寿中学 「PLAYLIST」

私立恵比寿中学、今年2枚目のアルバム。

それだけでも凄いのに、今作もまた、名曲揃い。プレイリストの名に全く恥じぬ大傑作です。

まず、前作MUSiCで大きく成長を遂げた個々の歌唱力(表現力と言った方が合っているかもしれません)が、驚くほどに更に進化をガッツリと遂げています。そもそも、歌い上げ系の名手真山さんに、魂のボーカリスト柏木さん。表現力の鬼安本さんという軸に加え、キュート星名さんの完全復活、更に唯一無二の最終兵器リコナカヤマさんに、ぬくもりの歌姫小林さんという、揃えたくてもそうそう揃えられない面子が揃っている(というか、努力と経験の積み重ねで皆がその場所にたどり着いている)グループがエビ中であるわけで、ある種前作が到達点のようにも感じていたのですが、まっっっったくそんなことは無かったわけですわ。凄い、凄いぜ。まだまだ化ける可能性がいくらだってある気がしますよ、エビ中ちゃん。

 

で、1曲目がビッケブランカ提供の「ちがうの」というのが、プレイリストたる所以の気がします。これ、確かにポップだけど、1曲目っぽくないと思うんですよね。多分、詞のせいだと思うんですが。なんというかスポティファイのthis is 私立恵比寿中学みたいな、ベストプレイリストをシャッフルでかけてかかった感じがするんです。

 

そして2曲目のポルカ提供曲以降も、基本的には提供アーティストの提供したお題、というか、「あんさん、打てるか、ワイのこの球を!!」みたいな剛速球やド変化球を、華麗に処理した挙句、その投げた相手の球の素晴らしさまで伝えるみたいな、ありえないwin-winのオンパレードみたいな作品です。決して簡単なお題ではないであろう曲たちが、見事に彼女らによって彼女らの魅力と曲の魅力を伝えに伝えまくってくる。凄いですわよ。これマジで。

 

そして、ある種とっ散らかった楽曲群を最後の10曲目川谷絵音氏提供の今作唯一のシングル曲「トレンディガール」でシメ。この曲、良いけどそこまで個人的にはピンときていなかったんですが、このアルバムの最後で聞くととんでもなく良い。散らかった楽曲群がこの曲によってぐっと一筋にまとめられ、聞く人それぞれの日常に落とし込んだうえで、しっかりまた1曲目へ繋いでいく。不思議なマジックがこの曲にはあると思います。

 

とにかく、その他の曲もスバラシイ曲ばかり!!

 

完全に新機軸であろうI'll be hereも凄いし、PANDRAも、ありがちな「メタルにちょっと手を出してみましたー」という感じではぜーったいに出来ないであろうクオリティと星名さんを筆頭とした変幻自在のボーカルが堪能できる最高のジェットコースターみたいな曲。個人的にはマカロニえんぴつのはっとりさん提供の愛のレンタルがベストです。超好き。単純に曲がめちゃめちゃ良いし、個々の表現力、個性がとても素敵な形で出ている1曲だと思います。もちろん、先行公開された「ジャンプ」が超絶大傑作なのは言うまでもなく。先日ブログに書かせて頂いたので割愛致します。

 

今作で特に素晴らしいのが、安本さんの声でした。なんかもう無敵というか、神が宿ってるというか、とてつもなくまっすぐに表現しようという衝動や、感情が聞いている人にダイレクトに心にぶち当たってくる感じ。これって、誤解を恐れず言うと、「アイドル」だからこその魅力というか、良さだと思うんですよ。歌に特化するでもなく、踊りに特化するでもない。「届けること」「見せること」に関するプロフェッショナルがアイドルだと僕は思うんですが、そのトップレベルに素晴らしいのが今作の安本さんだと思います。現在休養中なのですが、本当にしっかりと休んで、自分なりの答えを見つけて欲しいです。

 

そもそもプレイリストって、アルバム単位以上に、自分が好きなアーティストや、複数のアーティストの大好きな楽曲をまとめたものなわけで、ある意味ベスト盤以上のタイトルなわけですよね。でも、正にそのタイトルに相応しいアルバムだと思います。楽曲提供者の愛情と歌うメンバーの愛情がとても幸福に結びついた、大傑作です。

 

 

playlist(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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playlist(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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playlist(通常盤)(特典なし)

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蒼山幸子 「まぼろし」

まず、この歌声、このメロディがこんなに早く聞けるとは思っていなかったので、単純にとても嬉しいです。そして、見事なまでのグッドメロディと彼女にしか描けない歌詞。

ので、単純に蒼山さんというソロシンガーソングライターの素晴らしい新作として、全世界の人に響き渡ってほしい! とても素敵な一枚だと思います。

 

彼女が居た「ねごと」というバンドは、メンバーそれぞれがしっかりとしたスキルを持って、音楽的知識も非常に豊かな方々が、とても誠実に日本のポップミュージック、というかJ-POPと向き合って、時に寄り添い、時に突き放しながら最高の化学変化を成し遂げ続けてきたグループだったと思うので、その時代性も普遍性も持った、実力もあり、最大の理解者でもあったであろうバンドから離れた彼女のソロワークは一体どのようになるのか、ねごと後期はブンブンサテライツの中野さんをプロデューサーに迎えるなど、テクノサウンドに傾倒し、ライブでも、そもそもキーボードの蒼山さんがセンターにいるのに、ベース・ギターの横にはキーボードを配し、彼女たちなりのダンスミュージックを鳴らしていたのが、どのような音を聞かせてくれるのか。

という、とてもワクワクドキドキな中で、先行配信曲の「まぼろし」「バニラ」「鳥と糸」を聞いて、正直「うんぅ???」と、結構なびっくりをしたんです。楽曲として素晴らしいのは今作ep全曲素晴らしいので前提条件として書かせて頂きますが、個人的にはちょっと戸惑ったんです。なんというか、ガッツリ別路線に行くのでも無く、ねごとと地続きでもない。確かに思ったよりねごとっぽいし、本当に最初の最初の印象は「来た!!これって、「VISION」の先の先じゃん!!」とか無邪気に思ったんですが、何度も聞くと、というか、1回目に聞いている途中から「いや、違うな?!」という気持ちになって、「うんぅ???」に至ったわけです。いや、なにが「わけです」だ、って感じですよね。おまえ何が、というね。すみませんね。

 

やっぱり明らかに違うんですよ。演奏が。

 

ハイ、改めておまえはバカか、という話ですね。そりゃちがいますわな。

 

でも、彼女の描く世界、書く楽曲が、思った以上にねごとの世界の気が最初したんです。ので、変な例えですが、「あ、ようやく自分の部屋に戻ってきた!」と思ったら「あれ!?壁の色ってあんなに黄色かったっけ?クッションカバー夏用から変えてなかったっけ?」「ていうか、ここ、僕の家だっけ???」みたいな、似て非なるパラレルワールド感がとてもあったんです。そして、どうしてかわからないんですけど、突然GO!GO!7188のユウさんのソロプロジェクト、チリヌルヲワカのファーストを思い出しました。今思えば、それは楽曲は近いのにリズムの構造が変わっているからなんだろうと思います。チリヌルヲワカのファーストが僕はとても好きで、そのアルバムを聞いてると、なぜか、すごく人らしいのに、人として必ず存在する何かが欠落してる気がしていたんです。漠然というと「熱」なんですが。演奏の熱とかじゃなくて、体温が無い気がして。何故なのかはわからないですが、それに近い感覚が、この蒼山さんのソロからも感じました。今まで座っていたはずの椅子になぜかそこだけ人がいない、ような。すこぶる自己満足で分かりづらい表現なんですけど、きっとそれは音楽に詳しい人だと「あー、それね、アンドボスティブがドンバスティックだからだよ(すべて造語)」と教えてくれる、僕が言葉を持たないだけのものだと思いますが、とにかく音が根本的に違うんです。

 

僕にも明らかにわかるのは、ベースがとても強くて、前に出てきているのは明確な変化かと。それによって、ちょっと「今」っぽくなっている気もしますが、でもそうじゃない、と思います。とにかく、このアルバムは、先行曲以外も含め、今彼女がやりたいと思っていることがつまっている1枚であるのと同時に、多彩な音たちはすべて彼女の中にあるものだと思います。最初の曲こそピアノのみですが、その先は彩豊なバンドサウンドで、一つのジャンルに拘る印象は無いのですが、それと同時にとてもパーソナルな感じがする。とても丁寧に掃除された彼女の部屋を一つ一つ見せてもらっているような印象。だから、きっと次は「その先」がみられる気がします。扉を開けて、更に外の世界を見せてくれるのか、逆に、その家に地下室があって、予想外の世界が広がっているのか。

 

あと、声がものすごく丁寧に聞こえます。声が発せられて途切れる瞬間まで、すべてのタイミング、ディテールに意味があって、メッセージがある。凄く美しくて、声に溺れるような、素敵な歌声です。

 

ミニアルバムというサイズ感も「家」感を出してるのかもしれないです。とてもちょうどよいおさまりの良さがあります。

 

最後に!!「バニラ」のMVがとても素晴らしいので是非!!

 

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今作のCDは当初ライブ会場限定でリリースする予定だったということなので、これはプレデビューというか、お引越しの挨拶の手ぬぐいのようなもの(簡易なもの、という意味ではまっっったくありませんので!)なのかもしれないです。なので、扉の先がとても楽しみです!

 

 

 

バニラ

バニラ

  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 ※ なんだかアルバム単位で貼れないので、リード曲はっときまーす!!

 

 

 

原田珠々華 「Sixteen」

前に原田さんのシングル「プレイリスト」がリリースされた際、過去作を超える最高傑作と書かせて頂いたのですが、それを大きく大きく更新する、彼女が今16歳のシンガーソングライターとして歌えるであろう最高到達点の1曲だと思います。

 

とにかく、詞もメロディも、歌声も、今の彼女にしか歌えないし、明確に今歌う理由のある1曲であることを、そもそもタイトルで言い当てている。デビュー曲がFifteenで、本人の様々な葛藤や成長と共にSixteenにたどり着く(というか、その先を日々生きている)というストーリーは、間違いなく彼女にしか歌えないものだし、その描く詞の世界は、彼女自身の今を伝える言葉(語彙)を持っている。これって案外ないことだと思うんですよね。当然、皆が俗にいう「青春」を生きているわけですが、その刹那を強烈な主観と共にしっかりと客観視して描くには、その人なりの「言葉」が必要になる筈。彼女はそれを持っている。これってすごいことだと思います。

 

若手女性シンガーソングライターで、ギターを抱えて歌うスタイルは、やっぱりYUIに始まり、miwaに受け継がれていったと思うんですが、彼女たちと原田さんの違いは、「完成されている」かどうか、だと思います。

 

それぞれみんな自分で曲を書いているわけですが、YUI・miwaは(デビューから数曲は特に)とても出たての人とは思えない非常に完成された楽曲でした。本人たちがかいているのは勿論なのでしょうが、きっと大きなレコード会社や事務所による明確なイメージやプロモーション、しっかりとしたアレンジによって、ある種ブランディングがガッチリされていたと思います。それが悪いというわけではなく、僕もお二人とも大好きですし。でも、どうしてもそれは、届く半径を大きく広げると同時に、鋭さを奪っていたようにも感じます。そして、その活動はきっとご本人にとってとても大変なんじゃないでしょうか。だからきっと、YUIは活動を一度止め、yuiとして、戻ってきたように思いますし、miwaさんは、勝手ながら「強い!」イメージがあります。そこに負けないくらい本人の強さがある気がする(もちろん想像です。失礼があったらすみません…)。

 

原田さんは、ものすごく「生身」な感じがするんです。言葉が尖っているし、刺さる。今作の詞も本当に凄い。プロの作詞家レベルのスキルで私的な今を描いているから、彼女が歌うことで曲が変幻自在に動いて、変化して、歌を届けてくる。

 

 

ただ、これは人によって印象が違うと思うんですが…、ちょっと気になる点、というかですね…

この曲は、音源リリースよりも前にライブ映像が公式でアップされていました

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おぉぉおおお!ベースがandymoriの藤原さんやぁ!!!!

と、北海道民の精一杯の関西弁でまず驚きましたが、それはそれ。

前作プレイリストは同じくandymoriドラムの岡山さんが参加してたし、豪華!

ベースはえみそんさんだったし豪華!!!!!

と俗っぽい音楽魂が騒いだのは最初だけで、聞いているうちに、この曲の魅力にガッツリとりつかれました。

なんだこれ!プレイリストすげえって思ったけど、どんだけ塗り替えるんだ!!!

という衝撃。

 

そして、これが音源としてリリースされたもののMVドス!!

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どうでしょうか??

これ、どちらが好きかは好みだと思うんですが、僕はライブの方が好きなんです。

音源のもとっても良いんですが、それこそちょっとこじゃれてるというか、オーバープロデュースな感じがするというか、言ってしまえば、上記のYUIやmiwaみたいな感じがちょっとするんですよ。これ、プレイリストもちょっとそんな感じがあったんですけど、今作は原田さん自身の表現力がガッツリあがったがために、それを前作以上に僕は感じたんです。

彼女は、繊細さ、強さ、様々なものを併せ持った、今だからこそのミラクルがあるだけでなく、この先にはきっとそれ以上に世界を大きく大きく広げられる才能を持っているシンガーソングライターだと思います。

音楽と共に彼女の世界をリアルタイムで体感できるのは、音楽ファンとして、とても素敵な事で。

次の楽曲で我々リスナーを、どこの場所へ・どこの感情へ連れて行ってくれるのか。ただただ楽しみです。

 

 

Sixteen

Sixteen

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

ももいろクローバーZ 「stay gold」

これだ!!これだよ!!!!やった!!やったよ!!!!

と、思ったももクロちゃんの新曲「stay gold」のMVのことです。

曲では無くMVです。このMVこそがワタクシが待ち望んでいたものですよ!!!

ハイこれ!!

 

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まさにこれですわ。ワタクシこれを待ってましたわ!!

えー、思いっきり個人的感想ですのでよろしくお願いします!!まぁブログとはそういうものですわね。

 

とにかくですね、ももクロちゃんは、これからメンバーがやめたいと思うまで、いくらでも続いていってほしいグループですので、冗談でもなんでもなく、私たち今にも会えなくなる(年齢的に)アイドル!という、死すらも笑い飛ばせるような、最強のグループになりうる希有な方々だと思います。見た目ももちろん、綺麗でかわいらしいと思いますが、それ以上に、「生き様」を見せ続けることができる、超絶格好良い女性たちだと思いますので、年齢を経ていくことは彼女たちにとってプラスしか無いはずです。先日、道重さゆみさんが「私に劣化は無い、今が一番かわいい」的なことを言っていて、相変わらずなんと格好の良い方だろうと思いましたが、彼女たちもまさに今が一番最高なんです。

 

でも、それを実現するために必要だと(勝手に)思っていることが2点ありまして、それが

①今の彼女たちに合った衣装を含めたイメージ

②今の彼女たちに合ったサウンド

 

です。これらこそが、彼女が変わらずにいるために必要なものだと思うんです。前にも書きましたが、変わらないというのは、そうみえるために「変わり続ける」ことです。いつまでも仲良く、わちゃわちゃとかわいらしくて、修学旅行のような彼女たちも素敵だと思いますが、当然年齢を経ていくと形は変わっていきます。それにしっかりと寄り添えるイメージとサウンドが必要だと思うんです。

 

で、今回の曲です。

 

このMVは「まさに!」でした。凄く格好良いし、衣装もそんなに違和感が無い。初期のインパクト一発みたいな衣装は、今の彼女らには僕は合わない気がします。もっともっとイメージカラーは差し色程度で良んじゃないですかね。「自分との戦い」みたいなMVテーマも、内面と向き合い、磨き上げ続けてきた様々な楽曲テーマと、彼女ら自身に合っています。

 

歌詞は、今作はドラマタイアップですし、わかりやすくてこれはこれで良いです。

歌詞については、gounn以降、仏教思想的なものや、アセンションのようなスピリチュアル的なフレーズなど、基本的には、いかに自分と対峙していくかという詞は、今のシーンにおいてはオリジナルなものです。加えて、前作のアルバム及び東京キネマ倶楽部でのライブでは、LGBTQ+等も含めた多様性へのアプローチも見られ、これからの時代を考えてもとても面白いと思います。

 

ただ、今作は、曲としては、ちょっとありがちというか、そこまで強い個性を感じるものでは無いです。もちろん悪い曲では全くないし、シングル的なキャッチーさもあるとは思うのですが、正直なところ、個人的には2枚同時発売のアルバム「アマランサス」と「白金夜明け」以後のシングル(ザ・ゴールデン・ヒストリー以降)は、いまいちピントが合っていないというか、どのようにやっていくのか見えない気がします。

 

NARASAKIさんを筆頭とした、ハードロック路線も今までの成功例の最大公約数のような感じがしますし、インビジブルマナーズの、ちょっと独特なひねくれたポップ路線に振り切るような感じもしない。どれもダメというわけではないんですが、結局ももクロといえば、未だヒャダイン、怪盗少女、という一般のイメージを打破できていない気がします。そもそもこの曲ももいろクローバーの曲ですしね。

 

例えばスマップとかは、作曲家を固定しなくても、彼ららしさが楽曲から漂っていたと思うし、後輩グループであるエビ中もそこは明確化されていると思うんです。歌声としては、そこまで強い主張のあるグループではないだけに、これぞ!という曲、方向性がフィットしたら、一気に止まらないももクロなりの王道が確立されるように思います。

 

あと、これは本当に個人的な意見ですが、彼女達はどこかでセルフプロデュースに舵を切る時がくる気がします。それができるスキルを持ったグループだし、きっとその方がらしい色が出てくるはず!!

 

 

 

stay gold 【通常盤】

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stay gold 【初回限定盤】

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私立恵比寿中学 「ジャンプ」

泣いた。誇張でもなくティア―が目からこぼれおちたよ…。

 

この気持ちをブログという表現できる場があることが非常にありがたい!!

 

大変安っぽい表現で申し訳ないですが、これは間違いなく大傑作です!!個人的には「響」がエモなエビ中の最高傑作だったのですが、これこそが間違いなく一つの到達点くらいのレベルの曲だと思います。

 

まず、石崎ひゅーい氏との相性がとても良い。まっすぐな不器用さが親和性は高いと思ってましたが、はるかに想像を越えてきたよ!!

なんというか、石崎氏が投げた不格好な豪速球をエビ中素手でホームラン打つような曲でした。

 

そもそも、歌声が今までにないトーンで、それが全く嘘くさくなく、単純にエビ中様の表現力がものすごく増しています。ユニゾンに頼らなくても、ハモりに頼らなくても一人一人がしっかりとその意図を伝えてくる。決して簡単な曲ではないと思うのですが、本当に見事に歌いこなしている。当のひゅーい氏自身がツイッターで「エビ中さんの歌唱力がこの曲を完成させてくれました」と書いていたのも決してお世辞ではないと思います。

 

楽曲としては、基本シリアスなトーンのAメロ、Bメロに、一気に音が広がるサビという感じで、特段目新しいものではないのですが、その古典的な曲構造が、とてもこのメロディと歌声に合っているし、聞く側の感情が強く強くシンクロできる。打ち込みの音は、「和」な音とメロディな感じもするし、何かアヴィーチーのような感じもする。懐かしさと合わせて、寂しさや不安、孤独をどこか感じる音色。そこにも一人一人の今が込められているように思います。メンバーの一人、安本さんが心身の疲労でお休みすることが発表されましたが、ここで立ち続ける、歌い続ける事は本当にもの凄いことなのだろうし、我々ファミリー(エビ中はファンの事をファミリーと言います)が知りうることなんてほんの一部な筈です。ぜひ、ゆっくり休んで自分が一番良いと思う判断をしてほしいです。

 

そして、誰もがここにグッとくるだろうし、ツイッターでも多くの方が書いていた、曲最終盤の中山莉子さんの「今だー!!!」という叫び。こういう普通の歌で出てこないであろう展開は、やっぱりアイドル的だと思うし、それが苦手だという音楽ファンもいるとはもちろん思うのですが、それを差し引いてもこれは本当に凄い。めちゃめちゃ素晴らしいです。なんたって声がものすごく切実で、それこそ魂の叫びとしか言いようがない程で。過去にもこういうセリフっぽい部分を任されることの多い中山さんですが、それらはかわいらしさを見せることが多かったのに対し、今回は凄く格好良いです。

そもそも彼女の声というのは、本当に他にいないタイプの声で、個人的には幼稚園児が発表会で歌っているような声だなぁと思っていました(全くディスってはいません)。あの、音程とかほとんど気にしないシャウトみたいなやつ。普通ボイトレとかで、こういう歌い方(腹式っぽくない・音程より感情・なんか表情も凄い)は修正されるような気がするんですが、彼女の場合は初期に比べて音程こそ上手にとれるようになっているものの、それ以外は何も変わっていない、というか、その魅力を一切失っていない。ということは変わっていないのではなく、変わらないために変わり続けているのだろうと思います。最初っから秘密兵器というか飛び道具みたいなところのある声でしたが、今正に彼女の声はエビ中の大きな武器だし、秘密兵器です。

 

最後に歌詞もとても素晴らしい。本当に全編良いのですが、個人的に大好きなのは、まだ歌詞サイトに公開されていないので、多少間違いはあるかもしれませんが、

「おとぎ話じゃ終われない これは心臓のドラマだ」

という歌詞で、これは前述した「響」の

「僕は運命と戦うことで 「今」を奏でる」

に匹敵する素晴らしいフレーズだと思います。

 

ただ、この曲、エビ中にはしょっちゅうあることなんですけど、超傑作なのに、シングルではないのです…。今やシングルにそこまで意味が無いとはいえ、もどかしい…。

 

これで、12月にリリースされるアルバムに収録されている曲が3曲公開されたわけですが、本当に全てとんでもないレベルの名曲ばかり。これが今までのエビ中常連作家さんたちではなく、初提供の方々ばかりというのが本当に本当に凄い。楽曲に関してはマジで日本一だと思いますエビ中運営。

 

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何とかもっともっと多くの人に聞いて頂きたい!!!誇張でも何でもなく、信じられない程に名曲がたーんまりありますんでーー!!!!!

 

 

 

 

 

playlist(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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アルバムは初回限定2バージョンと通常版、更にアマゾンだとアマゾン限定とそうではないものがあります。限定じゃない方がお求めやすい価格となっておりますので是非にー!!(とりあえず初回Bを貼っておきます!)