ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

香取慎吾 「20200101」

楽しい。とても楽しいアルバム。

 

先行曲もとても良かったので、期待して聞いた1枚だったのだけど、しっかりとその期待を上回る…というよりも、その期待値の幅をグッと広げてくれるアルバムだった。

 

ただ、突拍子の無い楽曲があるわけではなく、非常に表情豊かな、香取慎吾という人物がいろんな形で声をかけてくれたり、楽しそうな姿を見せてくれる、もの凄くステキなアルバム。

 

この、TeddyLoid&たなか(ex.ぼくのりりっくのぼうよみ)に始まって、氣志團・スチャダラ・クレバのベテラン勢や、yahyel等の尖ったセレクトも!!そしてBiSHでシメという見事なコラボレーション。キムタクのアルバムの「素敵な同志」という感じのセレクト(これもとても誠実で素敵)とはまた一線を画していると思う。やっぱり、慎吾ちゃんの方がスマップ寄りな感じもするけど、でも違う。このアルバムは、当然だけどよりパーソナルだ。香取慎吾という人物が持っている多様な魅力にスポットライトを当てている。だから、とっても彩豊かだけど、あくまでも一人の人の魅力にフォーカスしたアルバムだと思う。だから、ヤンチャな感じがしつつも大人っぽいし、落ち着いてもいる。それが今の年齢の彼が放つ魅力であり、そこを全く外さない楽曲群だ。

 

だから、全く失投が無い。しっかりと平均点以上を全曲がとってくる。これは決して「無難」ということではなく、明確に狙いを定めた冷静さと、玉手箱からバンバン物を適当に取り出してはしゃぐような子供っぽいヤンチャさがきちんと同期している、狙いと偶然の見事なバランスゆえ生まれた、見事にコントロールされた傑作だ。「Trap」の時も書かせて貰ったけど、やっぱりこれは、スマップ時代のソロとしての彼ではなく、完全に一人のアーティストとしての香取慎吾のアルバムなのだ。当たり前だけど、アルバムを聞いて改めて実感した。これだけ魅力的なアルバムであるということは、イコール彼がとても魅力的な人物であることを示しているんだと思う。

 

それぞれの曲も、しっかり「今」の音を鳴らしつつも、ただ最先端の音の借り物になっていない。要は、ちゃんと「J-POP」している。このバランスも本当に絶妙だ。

 

何度も繰り返しになるけど、とにかくこのアルバムは楽しそうだ。だから、聞く側もとても素直に楽しめる。20200101という、単に発売日をタイトルにしたのだろうけど、2020という、どうあがいてもシンボリックになってしまう年を、しっかりと理解したうえで、「ニワニワワイワイ」と、なんとも賑やかで楽しげに読んでしまう。何ともキュートな魅力に、この作品は(彼自身も!)溢れている。

 

20200101 (初回限定・観るBANG!)(特典なし)

20200101 (初回限定・観るBANG!)(特典なし)

 

 

 

20200101 (通常BANG!)(特典なし)

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20200101

20200101

  • 発売日: 2020/01/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 「解放区」 Live 2019「ホームタウン」 (YouTube)

目下アジカンの最新シングル。

の、ライブ映像。

 

シングルで聞いた時は、良いとは思ったし、今のアジカンが詰まってるし、最後の「カイホー!!」はグッとくる。ただ、その「カイホー!!!!」がちょっと予定調和というか、極めて勝手ながら、「ワタクシおいそれとは解放なぞされませんぞ!」と、ちょっと意地になる自分が居た。何故か。恐らく、その前のラップというよりも語り口調なところ(スポークンワードとか言うんですのん?)と、そのカイホー!!と、その後の「笑い出せ 走り出せ 踊り出せ 歌い出せ」の流れがちょっとロマンチックというか、おセンチというか、要は「ちょい、くさくね??」と思ったからだと思う。そして、今歌詞を検索して知った。あれ「カイホー!」じゃなくて「解放区!」なのね。そりゃそうだ、曲名だものな。失礼しました。そしてその後「フリーダム」なのか。We areかNew worldのどっちかと思ってた(これ、改めてきいたら、全く聞こえなかった…思い込みってね…これも失礼しました)。

それが、このライブ映像を見て完全にやられた。

 

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最高だ。泣ける。マジ泣ける。

これ、MCまで入ってるので、いっそうある種「クサい」。が、そこが最高だ。

ロマンのカタマリみたいな曲とMCで、曲に身を任せ(カイホー!)、解放区を叫ぶことを全肯定するゴッチがたまらなく格好良かった。僕も解放区と叫んで踊り出したい。トムヨークばりのイっちゃったダンスを踊りたい。そうやって自分を解放して、肯定したい。

 

そして、改めて音源の「解放区」を聞くと、当然のように最高だ。どうして前に聞いた時あんなに「クサい」と思ったのかが改めて音源を聞いてもよくわからなくなった。

想像するに、きっと「ちゃんときいてなかった」んだと思う、酷い話だけど。

正直サブスクで音楽を聞くと、流すように聞いてしまうことがある。要はちゃんと曲と向かい合って聞かなかったんだ。でも、これ、流し聞いても聞きやすい良い曲だよね??じゃあ何故??

 

と考えると、自分の中のアジカン像が、ちょっと補正をかけてたような気がする。

 

それこそ「ホームタウン」というアルバムはとても良いアルバムだったけど、相変わらず、演奏がぶっといのに加え、メロディというか楽曲自体もぐっと邦楽らしいフォーマットから外れていったアルバムのような気がしていた(WonderFutureからその路線なのかもしれないけど、個人的にはWonderFutureは大好きだったし、そうは思わなかった)。そんなアジカンも好きだけど、別に「リライト」を追い求めるつもりは全くないのだけど…どうしても「ロキノン」的音楽を愛していた僕としては、少し寂しさを感じてもいた(だから、再録の「ソルファ」は大好き!!!)。

 

でも、この解放区を見た後、仕事帰りに改めて「ホームタウン」を聞きながら帰ったら、めっちゃめっちゃめっちゃ良かった!とんでもなく名アルバムだった。沁みた。沁み渡った。改めて聞くと、しっかりと昔のアジカンもそこには鳴ってたし、いままでの歩みをそのままに今のアジカンをガッツリと格好良い音で鳴らしていた。余計な補正、思い込みがとれたんだ。ありがとうアジカン。ありがとうゴッチ。

 

あぁー、改めて今のアジカンをライブで感じたい!

 

僕にとって、アジカン愛が思いっきり深まるMV、「解放区Live2019」。

 

 

Dororo / 解放区(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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ホームタウン(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

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GEZAN 「東京」

今更僕が書くまでもなく、東京という曲名には名曲が多い。東京と言う曲について書くあまたのブログがこの書き出しで始まるんじゃないか、というくらい東京という曲名には名曲が多い。間違いない。僕もそう思う。「東京」っていうプレイリストを作っていたくらいだし間違いない(まぁ、今なら東京で検索してシャッフルすれば良いのでしょうがね…)。ていうか、むしろ、東京という曲名で良い曲じゃない曲を知らない。でも、結局のところ、僕は東京に住んでるわけでは無いし、行ったことだって数えるほどしかないので、きっと東京に住んでる人の聞く東京と僕の聞くそれは決定的に意味合いが違うのだろうと思う。そのくらい、大体の曲が、その土地そのものと言うよりも、そこに漂う空気、集合体としてのここにしか無いもの、である東京を歌っている。それはとてもナイーブなものだから、きっと名曲になるんだろう。

 

GEZANの東京という曲(youtube)が、僕のスマホの通知に出てきたとき、勝手に、GEZANのボーカルである、マヒトゥ・ザ・ピーポー(以下マヒト)のソロワークに近い曲なのかな、と思った。GEZANがハードコアで、過剰に刺激的な音を鳴らしているのに対し、彼のソロワークはとても繊細で壊れ物のような音楽だ(でも、それはそれでとても過剰で刺激的だと思う)。当然、GEZANでそのまんまのことはやらないだろうけど、昨年はソロで2枚もアルバムを出したことだし、きっとその影響は強いのだろうと思った。ジョンフルシアンテの加わったレッチリみたいな感じ。

 

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そして聞いて(youtubeで見て)、びっくりした。びっくりというか、その音から、映像から、全く目が離せなくなった。凄い曲だった。確かにこれは東京だ。メランコリーも、刺激も、儚さも全部ある音だ。そして今までのGEZANの音が全部つまって、更にその先にあるような音だ。で、フィールドはここ、東京(いや、僕のここは札幌の隣町ですが)。

 

間違いなくこれからGEZANというバンドの代表曲になるであろう、決意表明のような、旗のような一曲。

 

去年、僕はマヒトさんを結構目の前で見た。彼と青葉市子さんののユニット、nuuamm(縫う編む)というユニットのツアーが北海道の美唄に来てくれて、めっちゃ楽しみに家族で見に行った。そのとき、市子さんとの転換のちょっとした時間。彼は僕らのすぐ近くを通り過ぎて行った。とても優しそうで、繊細な表情。笑顔で僕の子供に微笑みかけてくれて通り過ぎて行った(その瞬間は僕はみてないけど、妻が見ていて教えてくれた)。

 

きっと彼は、大事な大事な彼にとっての日だまりのようなものを大切に守ることができる人なんだろうと思う。なんていうか、ナウシカみたいな。だからこそ、この曲の彼は守るべきもの、真実の色、いろんなもので塗り固められた世界・報道・政治、見えているようで既に何重ものイロメガネをかけてしまっている僕らに、本当の日だまりの場所、色を彼はきっと伝えようとしてくれているんだろうと思う。

 

正直、最初聞いた時はとても驚いた。想像していたよりはるかに明確なメッセージソングだった。彼が今の社会について強いメッセージを持っているのはツイッター等で知っていたし、それこそそうでなければ、フリーライブ・フードフリーの全感覚祭のようなことはやらないと思う。でも、ここまではっきりと楽曲で歌ってくるとは思わなかった。前作の赤のイメージは今作にも続いているけれども、この曲に通底しているのは、深い深いグレーだ。濁っているようにも見えるけど、とても澄んでいるようにも見える。きっとこれは「にごり・よどみ」も含めてリアルだからだ。リアルなうえで、とても繊細で、ある種ロマンチックだと思う。でも夢想的ではない。ロマンをしっかりとリアルに届けたい感情がここには迸っている。

 

この曲ではっきりと、最初に彼は「これは政治の歌ではない」と歌っている。そして、政治と言葉にしたときに浮かぶのは「花を見て笑う好きな人の顔であるべきだから」とも。そして、東京についても「この街に価値は無いよ 命に用があるの」と歌っている。ここで届けられる言葉は、政治というワードで本来くくられるものではなく、あなたに届けるべきものなんだ。そして、更に本来はその政治とはあなたであるはずなんだ、ということ。漠然としたものではなく、あなたの命の鼓動を求めていること、多くの命が灯されている東京でも、そこでみつめるのは一つの大事な大事な命であること。

 

そう考えると、極めてソロワークの延長上であるようにも思う。とてもとても尊い楽曲。そして、同時に、そんな言葉でただ解決してはいけないもの。この詞につめられた今のリアルは、独りよがりにリスナー(僕)が曲を聞いて終わってよいものではない。終わらせられるものでは無い。多くの現実をしっかりと見つめて、行動を促すものだ。

 

この曲は1月29日にリリースされるアルバムの先行公開曲だ。そしてアルバムのタイトルは「狂(KLUE)」。きっとそこに収められている楽曲は、鏡のようなものである気がする。聞く僕らに向けられた鏡に映った自分は狂っているのか。狂うとはそもそも何なのか。

でも、そんな理屈よりも、まずは早く聞きたい。ただただ聞きたい。

 

 

狂(KLUE)

狂(KLUE)

  • アーティスト:GEZAN
  • 出版社/メーカー: 十三月
  • 発売日: 2020/01/29
  • メディア: CD
 

 

第70回 紅白歌合戦

今年も見ましたよ、紅白!!

 

色々と言われましたが、今年も「歌」については、本当に素晴らしい場面がいっぱいあったと思います。特になんといってもやはり氷川きよしさんですよね。本当に目が輝いていた。レコード大賞での発言も含め、今彼は自分で作り出した本当のピークポイントを迎えているんだろうと思います。とてもとても素敵でした。

 

トリのMisiaと嵐はどちらも素晴らしかったです。Misiaの歌が素晴らしいのは今更言うまでもないですが、明確に多様性を打ち出した虹色の演出は、今だからこそできる最高の表現であったと思いました。嵐も「Turning Up」はとっても良かった。見事なJ-POPのアップデートを果たしていると思います。あと、改めて嵐のユニゾンって本当に良いです。あの声の重なり合いは彼らにしか出せない。

 

嵐に関しては、米津玄師との2020コラボワーク「カイト」もあって、これは相当に期待していましたが、それをしっかりと超えてくる曲でした。当然オリンピックを意識した歌詞だろうと思いますが、そこに「父は言った「逃げていい」と」という歌詞は鮮烈でした。他には有り体ともいえる詞に見える箇所もありますが、米津さんは、「絆」等ではなく、「人」「自分」と徹底的に向き合った、より人としての本質を描いている。これは、漠然と応援歌として聞くこともできますが、この曲と本気で向き合うと、自分と対峙することを求められると思います。流石です。

 

KingGnuは格好良かったっすね!最高でした。完全に正面突破の真っ向勝負。白の照明が印象的なシンプルな演出も良かったです。

 

竹内まりやさんも良い歌声でしたー。セットも含め、完璧でした。演奏なし(見えない?)だったので、「カモン!ヤマタツ!!」の願いは空しく響きました…。

三浦大知さんも良かったし、改めて個々で見ると今年も見せ場は多かったですね。ただ、見終わった後は、正直「今年はイマイチだったな…」と思っておりました。

 

その原因は演出だったと思います。正直疑問が残る点が多かった。

 

まず、演歌を若い世代でも楽しませようとしているのはわかるんですけど、演出パターンがマンネリなのと、楽曲、アーティストへのリスペクトがあまりにも足りないように感じました。特に五木さんの演出はちょっと無いんじゃないかと。武田真治サックスは良いですけど(僕大好きです彼のサックス)、ナイナイ岡村は(本人が悪いとかじゃなく)ノイズでしかないし、チコちゃんのドラムもやりすぎに感じました。

 

また、総合司会がウッチャンゆえ、ライフを軸にした演出も、あまりにもワンパターンというか既視感しかなかったですし(これもウッチャンが悪いわけではない筈)、司会陣も見たことがある方々だったことも含め、新しい演出が全くなかった。個人的には乃木坂のウッチャンも蛇足に感じました(最後の白石さんの表情は面白かったですけど)。

 

あと、賛否あるのは当然でしょうが、僕はAI美空ひばりはナシでした。まず、そもそもAIというかCGってこんなもんですかね??僕にはドリームキャスト(昔のセガのゲーム機)のシェンムーくらいにしか見えませんでした…。少なくとも命は宿っていない。でも、あくまでもCGであろうということで、意図的なのかな?という気もしました。声もボカロ的なフィルターがかかった人造的なものに聞こえましたし、あの秋元先生のいかにもな歌詞も受け付けなかった。故人にアレを歌わせるのは、親族がアリでもダメだと思います。

 

ただ、紅白戦ってんだろうな、と思った面もありました。よりいっそう今回は赤と白の戦いが形骸化していたように思えたんですが、あれは意図的だったと思うんです。赤と白、男性と女性にわけることのナンセンスさ、前時代性を理解しながらも、いかにして多様性を反映させるか。紅白無くせばいいじゃないか、とは言っても旧態依然とした一部制作サイドや長年の視聴者を考慮するとそうそう変えられない。そういう葛藤が反映されてたんじゃないか、と勝手に思って見ていました。

 

あと、今年はオリンピックづくしになるんだろうと思ってはいたんですが、フタを開けてみるとそれ以上にラグビーづくしでビックリしました。ラグビーは僕もめっちゃ見てましたし興奮しましたが、その後のメディアのかかわり方が、バラエティ的な下世話なものばかりで、正直萎えたというか、お腹いっぱいな感じがあり、紅白もその枠から全くもって出ていないと思いました。

 

オリンピックについても、個人的にはスポーツと音楽は結果的にミュージシャンからの発信やリスナーの結びつきでつながるものであり、こんなにも早くからメディアが加担して(音楽番組で)盛り上げるものではないと思っているんですが(東京でのオリンピックの良し悪しはここで書くものでもないので書きませんが)、今回の紅白は基本的には過去の名曲集であり、2020に加担するものですらなかった、という印象です。そして、今年(2020年)の紅白は、間違いなくオリンピックづくしになるでしょう(というか、中東がかなりキナ臭くなってきた今となっては、それを願ってすらいますが)が、それが一体どのようなものなのか。おそらくオリンピックで発信されるであろう日本の音楽、芸術などなどなどがいかなるものなのか。

そしてより重要なのがオリンピック後でしょう。オリンピック後日本のメディアは、音楽は、(ていうか国家は、かもしれないですけど)どうなるのか。それが色濃く反映されるであろう紅白はいかなるものになるのか。約1年後の紅白がどうなるかここまでわからない年もないでしょうから、一先ず今年が良い一年になることを願って、勝手に総括としたいと思います!!!!

 

今年も宜しくお願いします!!!

2020年間ベスト(邦楽一般)

女性アイドル部門に続いて、邦楽一般です。

では、よろしくお願いします!!ハイ、ドーン!!!

 

 

アルバムオブザイヤー 小沢健二 「So kakkoii 宇宙」

 

ベストソング 米津玄師 「海の幽霊」

 

ナイスアルバム10選(順不同)

        マヒトゥ・ザ・ピーポー 「やさしい哺乳類」

        集団行動 「SUPER MUSIC」

        Official 髭男dism 「Traveler」

        ズーカラデル 「ズーカラデル」

        長谷川白紙 「エアにに」

        ヨルシカ 「エルマ」

        BUMP OF CHICKEN 「aurora arc」

        GRAPEVINE 「ALL THE LIGHT」

        Mrs.GREEN APPLE 「Attitude」

        赤い公園 「消えない(EP)」

 

 

ナイスソング10選(順不同)

       King Gnu 「Teenager Forever」

       雨のパレード 「Summer Time  Magic」

       RADWIMPS 「グランドエスケープ(Movie edit)」

       TK from 凛として時雨 「melt (with suis)」

       折坂悠太 「朝顔

       中村佳穂 「LINDY」

       集団行動 「キューティクル」

       木梨憲武 「GG STAND UP!!(feat.松本孝弘)」

       Base Ball Bear 「ポラリス

       踊ってばかりの国 「ghost」

 

以上です!!

今年はアルバムと単曲でそれぞれ10作選ばせて頂きました。アルバムと単曲はかぶらないようにしてますので、無論アルバムの方にもナイスソングはたんまりあります。

 

アルバムとしてベストは小沢健二氏のアルバムを。単純にリリース後、めっちゃ聞きましたので!歌詞にせよ歌声にせよ、様々に言われることのあるオザケンの今作ですが、情報量、伝えようとする熱量がとにかく凄く、また、地球上の様々な地域で、多くのもの・ことを、見て、聞いて知ってきた彼が、現在届けようとする作品は我々にとっては興味しかないですし、それを彼の感性で生き生きと届けてくれたこの作品はこの2019年に届けられたもののなかで、圧倒的オンリーワンで、(ナンバーワンという順位の中に置くのはふさわしくないかもしれないですが)僕にとって間違いなく今年一番のアルバムでした。

 

また、曲単位ではとにかく米津氏のこの曲がブッチギリでした。これは彼にしか作れないし、その曲の持っている力に唖然とし、魅了されました。

 

入れなかった曲の中で、星野源氏のEPは、素晴らしい1枚だと思うのですが、何というか、ここから大きく動いていく過程の1枚という気がして、ここには入れませんでした。

 

各曲について書くととてーも長くなるので割愛しますが、改めて並べてみると、なかなか面白い1年だった気がします。僕は俗に言う(もうあまりその表現を聞かないですが)「ロキノン系」を長年愛するタイプなのですが、近年その直系のような若手バンドがあんまりピンとこない気がしていて、きっとそれはアーティスト本人に「洋楽」というベースが失われたあたりからじゃないかと思っていたんです。それが、ここにきて、定額ストリーミングの影響が出てきているのか、ものすごく雑食にさまざまなジャンルを聞いて、自分の形にする人たちが出てきている気がして、それがとても興味深く、2020が楽しみになる1年だった気がしています。お前だれやねんとか言わないで頂けると幸いです。

 

では、今年もこのブログをご覧いただいたすべての皆様、本当にありがとうございました!皆様にとって2020年が良い1年になることを祈念しつつ、今年のブログを終えたいと思います!よいお年をー!!!

 

 

 

So kakkoii 宇宙

So kakkoii 宇宙

 

 

 

 

 

海の幽霊

海の幽霊

 

 

 

2020年間ベスト(邦楽女性アイドル部門)

今年も書きます!!

今年はアイドルから!!なぜって??邦楽部門は手元に色々ないと覚えていないのですよ…。アイドル部門は自分がapplemusicやspotifyで作っているプレイリストを見ると大体わかるのでゴンス。

 

というわけで、例年ながら自己満足ではありますが…やらせて頂きます!!

でもこれ、後から見ると自分の好きだけど聞いてなかった曲とかが思い出せてマイボケ防止的に便利なのよネ!

 

ではハイ、ボーン!!!

 

 

年間ベストアルバム maison book girl 「海と宇宙の子供たち」

 

年間ベストアルバム候補 私立恵比寿中学 「playlist」

            桜エビ~ず(現:ukka) 「octave

            ももいろクローバーZ 「MOMOIRO CLOVER Z」

 

年間ベストソング maison book girl 「ランドリー」

         私立恵比寿中学 「ジャンプ」

 

2019プレイリスト

1 それは月曜日の9時のように (桜エビ~ず(現ukka) ) 

2 恋のシェイプアップ (ときめき 宣伝部)

3 The Diamond Four (ももいろクローバーZ)

4 LAST DANCE (lyrical school)

5 Never let me back (RYUTist)

6 ゆびさきに向日葵 (開歌-かいか-)

7 Sixteen (原田珠々華)

8 セツナイノチ (南端まいな)

9 形而上学的、魔法 (でんぱ組.inc)

10 黒い羊 (欅坂46) 

10 プリマステラ (つりビット)

11 ジャンプ (私立恵比寿中学)

12 ノーワンダーランド (maison book girl)

 

プレイリストは一応2019年リリース縛りだと思うんですが(そうじゃなくて良いなら、最近Task have Funの「けどハニカミ」をめっちゃ聞いてます。これ超良い曲だよね!!!個人的には3WDよりも好き!)、2018年のもの等あったらすみません…。

 

年間ベストはつい先日リリースされたmaison book girlのアルバム「海と宇宙の子供たち」です。今、どんな形で去年自分が年間ベスト書いてたか確認したら、去年もベストを僕ってばブクガにしてたんですね!!びっくり!!!自分で書いてんのにね!!!!覚えてないのね!!!

 

最後までこの「候補」3枚を含めてめっちゃ悩みました。正直、秋くらいまでは桜エビ~ずで決まりだったんですよ。なんせ僕今年桜エビ~ず38時間spotifyで聞いてたらしい(spotify調べ)ですから!!!!

 

ただ、ある意味このアルバムはベストアルバムみたいなもので、新曲の「せつないや」も素晴らしかったんですが、やっぱり12曲連続リリースラストの「さいしょのさいしょ」が個人的にはもっと突き抜けててほしかった、というのはありまして…。でも、ブクガのアルバムもほぼほぼ先行公開されてる曲が多かったこともあって聞いたことある曲が殆どだったんですが、その数少ない聞いてない曲である「ランドリー」がマジですんばらしかったんですよ!!!

 

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というわけで、そういう最終的インパクトも正直あったようにも思います。それに、ブクガとエビ中のアルバムは12月18日リリースということもあり、まだ最初に聞いた興奮の中にあるというのも無くはないかと。でも年の最後、おんなじ日にこんな素晴らしいのが同日リリースって、そりゃ興奮しますわね。

 

ももクロちゃんのは、アルバムとしてとても素晴らしかったです。先日の「stay gold」でも書いたように、これからのももクロちゃんがずっとずっと続いていくうえでの指針のようなアルバムでもあったかと思いますし、他ならぬももクロの道を歩いてきた4人にしか作れない世界でした。この先がとっても楽しみです!!

 

というか、もともとそうだったんですが、個人的にはアイドルネッサンスが解散したことにより、一段とスターダスト系のアイドルばかりを聞いた1年でした…。

 

プレイリストは本当に今年よく聞いた曲を並べた感じです。中盤の元アイルネリレーは「どうだこんにゃろう!!すごいだろアイルネはよ!!」というファンの意地です。いや、気付いたら本当にこうなってました。凄いですね(自分が)。原田さんも南端さんもアイドルではないのかもしれませんが、この2曲は本当にいっぱい聞きました。

でんぱ組の曲はただただ「すげえなこれ…」と思って聞いていました。

本当に良い曲ばっかりです。ぜひぜひ気になった方は聞いてみて頂きたいです!!!

ブクガは、このプレイリストを「ノーワンダーランド」でしめたかったので、「ランドリー」ではなく、この曲をプレイリストに入れさせて頂きました!

 

以上です!!!

 

もしかしたら年明けになるかもしれないですが…、邦楽編もアップしますので、是非宜しくお願い致します!!!

 

 

 

海と宇宙の子供たち[初回限定盤A CD+Blu-ray]

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playlist(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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octave

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  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

ももいろクローバーZ 5th ALBUM MOMOIRO CLOVER Z【初回限定盤B】

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私立恵比寿中学 「PLAYLIST」

私立恵比寿中学、今年2枚目のアルバム。

それだけでも凄いのに、今作もまた、名曲揃い。プレイリストの名に全く恥じぬ大傑作です。

まず、前作MUSiCで大きく成長を遂げた個々の歌唱力(表現力と言った方が合っているかもしれません)が、驚くほどに更に進化をガッツリと遂げています。そもそも、歌い上げ系の名手真山さんに、魂のボーカリスト柏木さん。表現力の鬼安本さんという軸に加え、キュート星名さんの完全復活、更に唯一無二の最終兵器リコナカヤマさんに、ぬくもりの歌姫小林さんという、揃えたくてもそうそう揃えられない面子が揃っている(というか、努力と経験の積み重ねで皆がその場所にたどり着いている)グループがエビ中であるわけで、ある種前作が到達点のようにも感じていたのですが、まっっっったくそんなことは無かったわけですわ。凄い、凄いぜ。まだまだ化ける可能性がいくらだってある気がしますよ、エビ中ちゃん。

 

で、1曲目がビッケブランカ提供の「ちがうの」というのが、プレイリストたる所以の気がします。これ、確かにポップだけど、1曲目っぽくないと思うんですよね。多分、詞のせいだと思うんですが。なんというかスポティファイのthis is 私立恵比寿中学みたいな、ベストプレイリストをシャッフルでかけてかかった感じがするんです。

 

そして2曲目のポルカ提供曲以降も、基本的には提供アーティストの提供したお題、というか、「あんさん、打てるか、ワイのこの球を!!」みたいな剛速球やド変化球を、華麗に処理した挙句、その投げた相手の球の素晴らしさまで伝えるみたいな、ありえないwin-winのオンパレードみたいな作品です。決して簡単なお題ではないであろう曲たちが、見事に彼女らによって彼女らの魅力と曲の魅力を伝えに伝えまくってくる。凄いですわよ。これマジで。

 

そして、ある種とっ散らかった楽曲群を最後の10曲目川谷絵音氏提供の今作唯一のシングル曲「トレンディガール」でシメ。この曲、良いけどそこまで個人的にはピンときていなかったんですが、このアルバムの最後で聞くととんでもなく良い。散らかった楽曲群がこの曲によってぐっと一筋にまとめられ、聞く人それぞれの日常に落とし込んだうえで、しっかりまた1曲目へ繋いでいく。不思議なマジックがこの曲にはあると思います。

 

とにかく、その他の曲もスバラシイ曲ばかり!!

 

完全に新機軸であろうI'll be hereも凄いし、PANDRAも、ありがちな「メタルにちょっと手を出してみましたー」という感じではぜーったいに出来ないであろうクオリティと星名さんを筆頭とした変幻自在のボーカルが堪能できる最高のジェットコースターみたいな曲。個人的にはマカロニえんぴつのはっとりさん提供の愛のレンタルがベストです。超好き。単純に曲がめちゃめちゃ良いし、個々の表現力、個性がとても素敵な形で出ている1曲だと思います。もちろん、先行公開された「ジャンプ」が超絶大傑作なのは言うまでもなく。先日ブログに書かせて頂いたので割愛致します。

 

今作で特に素晴らしいのが、安本さんの声でした。なんかもう無敵というか、神が宿ってるというか、とてつもなくまっすぐに表現しようという衝動や、感情が聞いている人にダイレクトに心にぶち当たってくる感じ。これって、誤解を恐れず言うと、「アイドル」だからこその魅力というか、良さだと思うんですよ。歌に特化するでもなく、踊りに特化するでもない。「届けること」「見せること」に関するプロフェッショナルがアイドルだと僕は思うんですが、そのトップレベルに素晴らしいのが今作の安本さんだと思います。現在休養中なのですが、本当にしっかりと休んで、自分なりの答えを見つけて欲しいです。

 

そもそもプレイリストって、アルバム単位以上に、自分が好きなアーティストや、複数のアーティストの大好きな楽曲をまとめたものなわけで、ある意味ベスト盤以上のタイトルなわけですよね。でも、正にそのタイトルに相応しいアルバムだと思います。楽曲提供者の愛情と歌うメンバーの愛情がとても幸福に結びついた、大傑作です。

 

 

playlist(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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playlist(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

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playlist(通常盤)(特典なし)

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