ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

終われなかった夏休み   神聖かまってちゃん 「33才の夏休み (from ツン×デレ)」

10周年。

神聖かまってちゃん

 

似合わない。10周年が、似合わない。

(ともぞう心の俳句はどうして川柳なのに俳句なのでしょう…)

 

当時のの子さん(かまってちゃんのボーカルギター)は本当に危うくて危なっかしくて、ネットを武器に、警察につかまったりつかまえたり(してない)してました。

そんな中、一大アンセム「ロックンロールは鳴り止まないっ」がリリース。

恥ずかしげもなくロックンロールを高らかに叫び、自分の初期衝動をただひたすらにならして、ヘッタくそでキラッキラなキーボードが鳴る。これまた恥ずかしげもなくカートコバーンなメガネをかけて、大人を、テレビ局を小ばかにしたようなパフォーマンス。馬鹿にして、ハフーンと言うにはの子さんはあまりにも本気すぎた。そして、自分自身も馬鹿にするには自分があまりに子供だった。まぁ、十分大人だったけど。

あやうさが、本当に格好良かった。

でも、矛盾しているけど、そのあとを追うには僕は半端に大人だった、と思います。

 

だから、とてもじゃないけど、まさか10周年まで続くとは思わなかった。

そして、ドラムのみさこさんがアイドルになるとも全く思わなかった…。

 

その10年続いたかまってちゃんの最新のアンセム

それが、この「33才の夏休み」です。

www.youtube.com

 

空浮かぶ君の雲 寂しげ夏

甘酸っぱい可能性をまだ秘めている

きっとこの先は酒に酔って目が覚めた時

失っていくんだもっと 僕は色々と

 

空浮かぶ君の雲 寂しげ夏

33才さ 人生にただ疲れてる

きっとこの先は叫んだって君との夏は

いつか終わるんだって

消えて行こう 水色の街中へ

 

カンカンと枯れて

         [神聖かまってちゃん 33才の夏休み]

 

 

 

ただただ、33才になってしまったの子さんのあきらめが鳴っている。

あの日とおんなじメガネをかけて

 

 

大人になってしまった

でも、つまんない大人なのか?

本当に自分はつまんない大人 に なれているのか?慣れているのか?

結局、自分は自分で、

歩いてきた道を見渡せば、あの日の僕も阿保ヅラで鼻クソほじってる。

僕はあの日クソだと思って、中指つきたててたあの大人じゃない。

それにすらなれていない (なりたくもない…、いや、なれない??)

僕は あの日の僕が、ただ歳を取って、なんか体がダルくなって

老けてオッサンくさくなった、ただそれだけのあの日の自分だ。

社会にはまるピースを一つだって持っていなかった、

そのピースは今だって、ただの一つもはまっちゃいない。

 

でも

でも、あの日の自分そのものなら、と思って自分を見たら

キラキラが、まだ自分の中に残ってた、でも、時代遅れでカビ臭い。

あぁ、でもこれがまだあったんだ。

 

というような曲です。

と、思って聞いています(自分が)

 

もはや、の子さんの思いなのか自分の思いなのかもごっちゃまぜで、わけがわかんなくなる、涙でさらにグッチャングッチャンになる曲。

あの頃、ただただ外にむいていた刃を、改めて自分にもつきたてるような曲。

 

あのときもそうだったけど。

また、の子さんの鳴らすアンセムは僕を助けてくれる。

 

 

まぁ、40才だけどね。

 

 

ツン×デレ

ツン×デレ