16年前の小沢くんは… 小沢健二「Eclectic[album]」
今日からサブスクリプション配信がスタートしたので、今日は小沢健二のEclecticを書きたいとおもいますー。
apple musicでは、三浦大知氏とのインタビューと麝香とシナモンのセッションが配信されてますので、加入している方はぜひー。僕はまだ見てませぬ。みます。
このアルバムがリリースされたのは、16年前、2002年です。僕は、ホッカホカの社会人として、函館で一人暮らししていました。たぶんツタヤかなんかで買って聞いたんだと思うんですが、「え?これオザケン??is this it??」とストロークスもビックリの感想を抱きました…。
はい、これがストロークスです。
リリース2003年って書いてありますね。というわけで、その段階でイズジスイット??とは思っていません。あ、全く関係ないですが、これ名盤。
で、戻ります。
とにかく、ビックリというよりも、困惑しました。とにかく、音がまっっったく違う。
王子不在。
で、アー写はなんか単発のこれまたis this it?な短髪の小沢氏。
だれ??このオッサン。
と、多くのなんちゃら女子がおもったことでしょう。
はっきりいって、この度の復帰した小沢氏よりもこのときの小沢氏のほうが圧倒的にふけている。
で、このサウンド。
これは本当に本当に思ったのですが…
「オザケン、いや、このアルバムを作った小沢健二という人物は、本当に今この世にいるのか???」
不穏、不安、不安定。ひたすらに胸の中に去来するザワザワ。
僕にとってこのアルバムはそんな「もうこの世にいない人が鳴らすメッセージ、若しくは、死者が異界から直に鳴らす別世界の音楽」というなんともほかに形容しがたいもので、本当に一人で聞くのが怖くなったんです。
でも、今改めて聞くと、その印象は今までの差と、その当時の限られた情報、そして麝香までの3曲によるものがすごく強かったんだな、と思います。
そこまで暗いものではないし、1つの魔法とかは以前のなごりも感じる。昔きいた時は何かよりどころみたいになってたブギーバックも今聞くと面白い。そして、とにかく音が良い。昔っから音の良さは感じていたんだけど、音の質が良いし、特にベースとドラムのまっすぐに伝わってくる音が凄く気持ちいい。
でも、やっぱり独特の生々しさがある。
昨日書いたヨハンヨハンソンとは違うけど、これもまた「血」が鳴っている。
性と知性が共に鳴っている詞と音もとても興味深いです。
聞けば聞くほど知るものがあって、疑問が膨らむ。オザケンすごし。
あ、あと僕はapplemusicをandroidケータイで使用してるんですが、オザケンをライブラリに入れると、何故か小林旭になります。以前はかかる曲も小林旭がかかりまして、どうやってもオザケンがきけませんでした…なにこれー!!!!
- アーティスト: 小沢健二
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/02/27
- メディア: CD
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