星野源 「Pop Virus from POP VIRUS」
いよいよ、今年最大のヒット作(になるであろう)でありながら、最大の問題作(だと思う)アルバムが来週リリースされますな!!!
そう!ゲンホシノの最新作!ポップウイルスやで!そうやで!!!
という源様から、と書くと完全に平氏と源氏の源様ですな。ミナモトノホシノ。
そんなことはどうでもいいですな。そのポップウイルスのタイトルトラックのPVが公開されましたね。物凄い勢いでビュー数が増えるさま、これこそがまさにポップウイルス。
などとうまいことを言ってみました。
いや、きっとおんなじことをA氏からW氏くらいまで言ってますね。
もとい。
本題にもどりましょう。
で、それがコレ
なんだコレ…。凄すぎんだろ…。
完全に最新モードの星野源。
あの「恋」や「Family Song」がものすごい過去に思える。
1番を昼、2番を夜として、生音と打ち込みで世界を表現した「アイデア」は大傑作だったと思うけど、それらを分ける必要もなく、今までの星野源の魅力を何倍増しにも凝縮したようなとんでもない1曲。
いや、凄いわこれ。
何より音が気持ちよすぎる。
今までyoutubeで見たときはそんなにピンとこなかったけど、音源できちんときいたら凄い良い曲だった、ということは多々あるのだけど、この曲はyoutubeの段階でなまら気持ちよい。音がクリアで最高のタイミングでグッと音が沈んでハネる!!
そして、メロディはいつもの星野源。これがまた凄い。
星野源のメロディはとても情緒があって趣深い、素敵なものだと思うのだけど、そこまで幅は無いように思います。言ってしまえば「似てる」と思う。いや、全部素晴らしいのだけど。小田和正とかだってそうですよね。
でも、その似たメロディが、サウンドをアップデートすることで一気に世界基準になっている。いや、日本の独特のメロディが凄く良いアクセントになっていて、世界中どこを探してもここにしかない音が、世界と戦える音で鳴っている。
米津氏と星野氏が今の日本シーンで最も影響力を持つアーティストだというのは、疑う余地のないところだと思うのですが(あ、あとここにぜひ七尾旅人を加えたい!!最新作は本当に大傑作だと思うので、今度ブログで書きます!!)、その2人が、「日本的なメロディ」「日本語詞」を用いていながら、その後ろに世界が明確に見える作品を作っているのはとても面白いことで、日本のメロディと日本語が生み出す世界という、音との相性としては、とても不格好なピースながら、非常に個性的な「日本」という武器をいかに使うかが、今、とても大事で面白いと思うのです。
とにかく、凄い一曲。こんだけ世界だなんだ書いておきながら、そんなことがどうでもよくなる(おい)曲。名曲に理屈はいらんのですわね。
そして、アルバムだ!!どんなんだ!!いったいどんなんだYO!!!
POP VIRUS (CD+Blu-ray+特製ブックレット)(初回限定盤A)(特典なし)
- アーティスト: 星野源
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2018/12/19
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