AOKI,hayato 「guitar solo #1」
haruka nakamuraさんのFOLKLOREの盟友。青木隼人さんのアルバムがいつのまにかapplemusicに入っていたので書かせてもらいますー。
このアルバムは、僕の知る限りでは当初CDとしては、amazonなどでは売っていなかったと思います。僕はたまたま、奥様が友人からプレゼントされたもので聞くことができ、長らく愛聴していました。
青木さんの楽曲は、多くのものが曲タイトルがつけられていない、若しくは非常に簡素な曲名がつけられています。ただ曲の時間が曲名となっているもの、トラック1とだけ名前が置かれているもの…。
そして、曲を聴くと「あぁなるほど」と思うのです。
様々なインストのアルバム僕も聞いているのですが、これほど「素材そのもの」のような音楽はそうそうありません。「無機質」とは違う「素材」本来の音。その空間、その時間、でしかあり得ない音楽。しかし、「そこでしか鳴らない、そこで聞くべき音楽」というような「べき」「ならない」という押しつけがましさは全くなく、でも職人のような「頑固さ」「まっすぐさ」が鳴っている。と書くとちょっとやっかいな感じがしますが…。そんなことはないのだけど、でも「やっかい」かもしれないです。
なんというか、こじゃれたカフェでなっていても素敵なんですけど、かたくななじもうとしない何かがあるんです。本当にこの方にしかならせない、魂の音のような何か。
本当に、手彫りのイスのような音楽です。
ぜひぜひ、座ってみてください。
派手なサビは無いかもしれませんが、本当にずーーーーっと聞けます。
大好きな一枚です。