ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

桜エビ~ず 「グラジェネ」

客「ねぇ、マスター。おススメあるかい?」

マスター「えっ?」

客「とにかく、理屈抜きに曲がいいやつ探してるんだよ。流行りの感じでもそうじゃなくてもいいんだ。とにかく曲がいいやつ」

マスター「…」

客「そうだよな。そうそうないよな…」

マスター「…お客さん。いいのがありますよ」

客「ほ、本当かい??」

スッ

客「桜、エビ~ず…???グラ、ジェネ???」

マスター「…他にもどれだって間違いない。「リンドバーグ」「灼熱とアイスクリーム」「まわるまわるまわる」「Magik Melody」「おねがいよ」そして、最新作「キラキラ」。気に入ったらアルバムもどうぞ」

客「これ、これだよ!!!これだYO!!!!!!」

 

というくらい、本当に良い曲のオンパレード。

月1曲ずつ新曲を配信リリースしている桜エビ~ずですが、今回は「グラジェネ」を。

しかし、この配信曲が本当に本当にどれもこれも凄い良い。どうなってんだ。

エビちゃんは一応インディーズなので、そんなに財力ないと思うんですが、これもスターダストの実力なのか、藤井さん(マネージャー。エビ中のマネージャーでもあり、「校長」という名称で有名)の実力なのか。

 

正直、最初のころはほとんど良く知らないのですが、エビ中の番組で何度か見たこありました。が、全く個別認識はしておらず…。知ったのは、この配信第一弾「リンドバーグ」が「Have a Nice Day!(通称ハバナイ)」を率いる浅見北斗さんが提供しているというので興味を持って、でした。

 

なんというか、桜エビ~ずは、エビ中の妹グループでありながら、エビ中に移籍することはない、と言っていながらも、「エビ中に間違っても入ってくんじゃねぇぞコラ」とファミリー(エビ中ファンの総称)に嫌われ、妹グループなんだから、他のアイドルファンには見向きもされず、挙句「桜」を冠しているために「なんだてめぇこのやろう」と全く関係ない「さくら学院」ファンに喧嘩を売られる(挙句以後は実際に聞いたことはありませんが、あるよね??きっとあるよね???)という不遇のグループなのです。

 

でも、実際ファーストアルバムはとても良いアルバムなのですが、スタダらしさを排除する的なイメージで、どこかハロプロ(というかつんく)的な楽曲でアプローチをしていたり、「格好良い」感じを出しつつも、このままではマズいと思ったのか、スターダスト的わちゃわちゃソング「エビ・バディ・ワナ・ビー」(曲自体は良い曲ですよ!)が入っていたり、と正直迷走感があり、「タリルリラ」のようなキャッチーで印象深い曲が埋もれてしまっているような印象がありました。

 

が!

 

おそらく、不遇時代(たぶん)を経て、メンバーは努力に努力を重ね、ガッツリスキルをアップさせたのでしょう。

 

安定した歌唱力とダンススキルを身に着け、素晴らしい楽曲郡とともに、一気につきすすみだしたのです!!!!

 

…とはいえ、最新曲「キラキラ」発表前日にその2曲前の「おねがいよ」のPVが公開(このへんが良く分からないんですが…なぜPV公開タイミングをここまでズラすのか…)されましたが、

www.youtube.com

3日間(12月18日時点)でyoutubeのview数は7000ほど。楽曲の良さに人気が追い付いているとは言い難いかと…。

ぜひぜひ、もっと聞いていただきたい!!!!もったいない!!!!!

 

で、グラジェネですが、そんなに馬鹿みたいに派手は曲ではないのですが、

ユルめのラップパートと、軽快だけど、小走り程度のテンポが気持ち良い。

 

「青春」と呼ばれるひとときの揺れる心、不安。そのときには気づかなかった想いを「グラデーション ジェネレーション」:段階的に連続的に変化していく世代 という表現で、あくまでも日常の中で描いている、秀逸な歌詞だと思います。

特に、

 

「そうね 七色に 染まるよ」

頬を染めた 昨日の夕陽

朝食べたバナナ 熟してなかった

雨上がり のぞく青空が

まるでブルーベリー

 

想いは重なる グラデーション

走りゆく時間は スローモーション

わたしたち毎日 グラデーション

そう まさにいまこの ストップモーション

 

いつかいつかいつか

いつかいつかいつか 知るの

 

という、最後の歌詞は本当に嫌味がなく、青春というひと時を見事に表現していると思います。

 

桜エビ~ずは年長の水春(みずは)さんが19歳で、年少のもあさんが中1という非常に幅のあるグループなのですが、それもまたグラデーションジェネレーションで、それぞれの景色を持ちながら、この青春を歌うというのも、この曲の「全く押しつけがましくないけど独特の説得力がある」感じを作っている一因なのではないでしょうか。

 

終始暖かいそよ風の中メロディが踊るような曲でありながら、どこか切なさや不安、揺れを印象に残す、まさに「今、このとき」のすばらしさと残酷さを描いた名曲です。

ぜひー!!

 

 

グラジェネ

グラジェネ