ヅレブロ  日々の徒然~音楽、映画、ドラマ、キャンプ~

アラフォー男子inHokkaido。徐々に記憶力が落ちてきたワタクシの備忘録的ブログ。もし、だれかのやくにたてばとてーもしあわせです。これから書きたいことを考えてタイトルを変えてみました!!

Suchmos 「THE ANYMAL」

サチモスと言えば、本日は札幌、きたえーるにてライブでゴワス。

で、サチモスと言えば、やはり、ワールドカップのVOLT-AGEの賛否両論や、紅白歌合戦でのパフォーマンスが思い出されるところでしょうか。

僕は、この曲を非常に気に入っていたので、「行け行けゴーゴー!サチモスゴーゴー!!」と思っていて、「はてさて、サチモスはん、今回はどんな感じで来るんでゴザイヤスか!?!?」と「何でもドンと来い」スタイルで、このアルバムを待ち構えていた(先行公開曲は聞いていませんでした)のですが、そんなNDKスタイルの僕でもこれを聞いて…

 

「…!?!?」

「あれ、これサチモスでしたかね?!、あ、アメリカ南部の70年代にカルト的人気を誇ったあの!あのシャチモス(適当)を間違ってかけちゃいましたかね!?!?」

 

くらい度肝を抜かれました。

 

一言でいえば

「ブルージー

「地味」

「色気」

「遅い(テンポが)」

「長い(曲が)」

 

と言ったところでしょうか。

ポップかポップではないか、と言われれば、「ポップではない」と迷わず答えますが…、その直後「(あれ!?、でも考えようによっちゃポップじゃね?これ、これはこれでメロディが凄く気持ちよいし、アタマに残るし、何度も聞きたくなるし。これって「ポップ」ってことじゃね?!?!)」と思うのです。

 

確かに、印象としては古臭い洋楽感がバリバリだし、何をもって「ブラック」で「ブルージー」なのかは僕のようなパンピラポンピラでプー!な洋楽無知にはよくわかりませんが、数少ない知識で書きますと、個人的には、昔ヴェルヴェットアンダーグラウンドを初めて聞いた時のような、粗暴さや猥雑さや、その裏に潜む「怖さ」や、それによって生まれる色気のような「なんかとんでもないものを聞いちゃった」感がこのアルバム全編にあります。ただ、古い印象なだけでなく、リズム隊は太めのボトムで、しっかりと今どきの音に洗練されているし、きちんと「今」の音として鳴らされている。

 

とにかく、音がすこぶる気持ち良いです。聞いているだけで、サチモスの世界の住人になれるし、あのイカツイメンバーが、肩を組んで歩いてくれているような、「ヤバいけど、興奮する、怖いけど、頼もしい」感じがする。単純に、この人たちとこの先が見たくなる。

 

なんせかんせ1曲が長く、全12曲、74分という超大作ですが、聞いていると、ずっとその世界に浸りたくなります。確かにここには「STAY TUNE」のような曲はただの一つもありませんが、それ以上に、一度つかまれると二度と戻れないような空気がこのアルバムにはあると思います。最高に合法なドラッグじゃないですか。

 

最初に書きましたが、サチモスは今日札幌でライブ!!!行きたかった!!!

しかもこの後、スタジアムライブを控えています。いったいそんなバカでかい規模で、一体これをどう鳴らすのでしょうか。興味しかない!!!凄いぜサチモス!!

 

 

THE ANYMAL(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

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